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芝原 雄司*; 中村 詔司; 上原 章寛*; 藤井 俊行*; 福谷 哲*; 木村 敦; 岩本 修
Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistry, 325(1), p.155 - 165, 2020/07
被引用回数:10 パーセンタイル:71.82(Chemistry, Analytical)Csの断面積を測定するために用いる放射性Cs試料について、熱イオン化マススペクトロメトリーによって同位体比を測定した。分析において高強度、および安定ビームを得るために、Cs試料に加える添加剤の効果を調べた。本研究で、シリコンタングステンが、添加剤の中で一番高いイオン化効率を示したが、一方で多原子イオンの高い同重体干渉も示した。
Cs/
Cs比の測定で要求される精度を達成するのに、添加剤:酸化タンタルないしグルコースを用いた場合で、僅か2
10
gのCs試料で十分達成できることを実証した。バリウム核種による干渉効果などの分析条件を調べた後、2種類の放射性Cs試料の同位体比測定を行い、同位体比によりどのくらい
Csの中性子捕獲断面積に影響を及ぼすかを議論した。
中村 詔司; 芝原 雄司*; 木村 敦; 岩本 修; 上原 章寛*; 藤井 俊行*
Journal of Nuclear Science and Technology, 57(4), p.388 - 400, 2020/04
被引用回数:3 パーセンタイル:27.62(Nuclear Science & Technology)Cs(n,
)
Cs反応の熱中性子捕獲断面積(
)及び共鳴積分(I
)を、ガンマ線及びマススペクトロメトリーにより測定した。我々は、
Cs標準溶液に不純物として含まれている
Csを利用した。
Cs溶液中の
Csを定量するために、
Csと
Csの同位対比をマススぺクトロメトリーにより求めた。分析した
Cs試料を、京都大学複合原子力科学研究所の研究炉の水圧輸送管を用いて中性子照射を行った。照射位置の中性子成分を求めるために、Co/AlとAu/Alモニタも一緒に照射した。
を求めるために、Gdフィルターを用いて、中性子カットオフエネルギーを0.133eVに設定した。
Cs,
Csとモニタの放射能をガンマ線スペクトロメトリーにより測定した。Westcottコンベンションに基づき、
とI
を、それぞれ8.57
0.25barn及び45.3
3.2barnと導出した。今回得られた
は、過去の測定値8.3
0.3barnと誤差の範囲で一致した。
中村 詔司; 木村 敦; 岩本 修; 芝原 雄司*; 上原 章寛*; 藤井 俊行*
KURNS Progress Report 2018, P. 106, 2019/08
核変換による高レベル放射性廃棄物の大幅な低減化、資源化を目指した革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)において、長寿命核分裂生成核種Csの中性子捕獲断面積測定研究を京都大学複合原子力科学研究所にて行った。本論文は、京大原子炉(KUR)を用いた
Csの熱中性子捕獲断面積の測定について報告するものである。
芝原 雄司*; 上原 章寛*; 藤井 俊行*; 中村 詔司; 木村 敦; Hales, B. P.; 岩本 修
JAEA-Conf 2018-001, p.205 - 210, 2018/12
ImPACT事業の中性子捕獲断面積研究において、Cs中性子捕獲断面積測定に使用する試料として
Cs標準溶液中に含まれる
Csの利用を考えた。
Cs試料を定量するためには、
Csと
Csの同位体比を高精度で分析する必要がある。そこで、熱イオン化質量分析器(TIMS)を用いて、最初のサンプルとして
Cs標準溶液の質量分析試験を行なった。分析試験の結果、わずか10Bq(pgオーダー)の
Cs標準溶液でも
Csと
Csの同位体比を0.5%の高精度で導出することができた。
中村 詔司; 芝原 雄司*; 上原 章寛*; 藤井 俊行*; 木村 敦; Hales, B. P.; 岩本 修
KURRI Progress Report 2016, P. 66, 2017/07
ImPACTプロジェクトの分担研究において、放射化法によるCs中性子捕獲断面積測定に使用する試料として
Cs標準溶液中に含まれる
Csの利用を考えて、
Cs溶液の高精度の質量分析を行なった。わずか10Bq(pgオーダー)の
Cs溶液を分析し、不純物として含まれている
Csを確認するとともに、
Csと
Csの同位体比を0.5%の精度で導出することができた。
中村 詔司; 木村 敦; Hales, B. P.; 岩本 修; 芝原 雄司*; 上原 章寛*; 藤井 俊行*
no journal, ,
高レベル放射性廃棄物にかかわる環境負荷低減技術の基礎データとして、長寿命放射性核種の中性子核データが求められている。高レベル放射性核種に対し低減化、資源化を目指した革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)事業に係る原子力機構の分担研究として「J-PARC MLF ANNRIにおける中性子捕獲反応断面積測定研究」を進めている。LLFP対象核種(LLFP)の中からCs-135を選択し、その中性子捕獲断面積測定研究を進めている。現在までの中性子捕獲断面積測定の進捗について報告する。