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廣木 成治; 阿部 哲也; 丹澤 貞光; 中村 順一*; 大林 哲郎*
JAERI-Tech 2002-056, 11 Pages, 2002/07
ITER粗引システム設計の妥当性を評価するため、2段ルーツ真空ポンプシステムの軽元素ガス(軽水素H,重水素D,ヘリウムHe)及び窒素ガスNに対する排気特性(排気速度及び圧縮比)の試験をITER R&Dタスクとして実施した。試験では、エドワーズ社ルーツ真空ポンプEH1200(1台,公称排気速度1200m/s)と同EH250(2台,同250m/s)及びロータリーポンプ(1台,同100m/s)を直列に接続し、ヨーロッパ真空規格に準拠して実験を行った。そして、2段ルーツ真空ポンプシステムのD及びNに対する最大排気速度はそれぞれ、1200と1300m/hであり、公称排気速度を満たすことを確認した。本試験結果は、2段ルーツ真空ポンプシステムからなるITER粗引システム設計の妥当性を裏付けるものである。
廣木 成治; P.Ladd*; K.Shaubel*; G.Janeschitz*; R.A.Marrs*
Fusion Engineering and Design, 46(1), p.11 - 26, 1999/00
被引用回数:5 パーセンタイル:40.62(Nuclear Science & Technology)ITERの真空洩れ探知装置は、クライオポンプと粗引きポンプで構成される真空排気装置の一部として設計され、巨大なトーラス真空容器(~4600m)やそれを収納するクライオスタットのほかに種々の付帯装置や設備の真空洩れを探知し、洩れの大きさや場所を探知する役割を担っている。同洩れ探知装置は、被試験容器に合わせて数種類の仕様の残留ガス分析計と質量分析計型ヘリウム洩れ探知器で構成されており、トーラス容器(許容洩れ量110Pa・m/s)とクライオスタット(同110Pa・m/s、ただし運転前)において、110Pa・m/sのヘリウム洩れ量を約90秒以内に検出するには、ヘリウムのバックグラウンドを110Pa・m/s以下にする必要がある。また、トーラス容器内水冷機器の水洩れ箇所を探知するため、冷却水にトレーサー物質を溶け込ませ、洩れの箇所を通して真空中に流入するトレーサーを残留ガス分析計で検出する新しい方法を提案している。
柴沼 清
JAERI-M 93-064, 119 Pages, 1993/03
JT-60中性粒子入射加熱装置(NBI)の水素及びヘリウムガス排気用大容量クライオポンプを開発するための重要課題として、クライオポンプの冷却に関する(1)液体ヘリウム配管用多層断熱材の伝熱、(2)並列流路内の気液二相ヘリウムの流量分配、及び(3)水素及びヘリウムガスのクライオポンプによる排気時における三次元任意形状構造物内での圧力分布の各評価手法の確立が挙げられる。このため、これらの各課題に対して、新たな解析手法を提案し、実験結果と比較することにより、その有効性を実証し、水素及びヘリウムガス排気用大容量クライオポンプの設計手法を確立した。