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Rizaal, M.; Luu, V. N.; 中島 邦久; 三輪 周平
Proceedings of International Topical Workshop on Fukushima Decommissioning Research 2024 (FDR2024) (Internet), 4 Pages, 2024/10
Thermochemistry prevailing between gaseous CsOH and concrete main chemical phase CaCO at temperatures up to 570
C was investigated with various scenarios using the thermogravimetric method. The aim was to elucidate the decreasing behavior of cesium (Cs) trapping on CaCO
observed in the transpiration method. A quasi-two-compartment platinum crucible was developed to realize co-measurements of both CsOH and CaCO
during thermal treatment. Post-test X-ray diffraction was conducted to identify the chemical compound formed on the CaCO
precursor. The early presence (timely sensitivity) of CsOH near the heated surface of CaCO
was found to play a key role in the trapping (in the form of Cs
CO
). Such a factor is crucial because, otherwise, the Ca(OH)
would predominate the surface upon CaCO
decomposition where leading to no reaction with CsOH.
Di Lemma, F. G.; 中島 邦久; 山下 真一郎; 逢坂 正彦
Journal of Nuclear Materials, 484, p.174 - 182, 2017/02
被引用回数:24 パーセンタイル:88.63(Materials Science, Multidisciplinary)シビアアクシデント(SA)時における化学吸着現象は、原子炉反応容器内でのFPの沈着挙動に影響すると予想される。本論文では、Cs化学吸着に対するモリブデンの影響について研究した結果を報告する。モリブデンは、SUS316の構成元素のひとつである。SUS316を用いた実験では、SUS304で見つかったCsFeSiOのほかにCs-Mo化合物が生成することが分かった。さらに、化学吸着物の高温安定性を調べるための試験では、Cs-Mo化合物が再蒸発することが分かった。そのため、このCs-Mo化合物については、SA時のソースターム評価において、放射性物質の遅発的な放出源になりうると考えられた。
日高 昭秀; 杉本 純; 村松 健; 吉野 丈人*; 長嶋 利夫*
PSA95: Proc. of Probabilistic Safety Assessment Methodology and Applications, 1, p.241 - 246, 1995/00
原研では、配管信頼性実証試験(WIND計画)におけるFPエアロゾル挙動解析を原研が開発中のART及び米国NRCが開発中のVICTORIAコードを用いて実施している。両コードの解析能力を把握しARTコードの解析信頼性を向上させるため、同計画で予定されている実験及び加圧器サージライン内のCsI、CsOHの挙動に対して解析を行い、両コードの結果を比較した。その結果、2つのコードは全く独立に開発されたにもかかわらず、計算されたエアロゾルの沈着速度はほぼ一致した。また、両コードは配管内のFPガス及びエアロゾルの主要な挙動をモデル化していることを確認した。しかしながら、FPの化学形やエアロゾル質量分布に関する扱いが異なるために配管への沈着量に差が生じ、結果としてソースタームに影響することが明らかになった。今後、両コードの解析モデルの妥当性をWIND実験データ等を用いて検証する予定である。
唐澤 英年; 三輪 周平; 木野 千晶*
no journal, ,
CsOH蒸気濃度等が与える影響を評価可能とするために開発した化学吸着モデルを組み込んだSA解析コードSAMPSONにより、福島第一原子力発電所事故時に圧力容器上部構造材に化学吸着したCs量を評価した。CsOH蒸気の濃度はMoの共存や温度降下によるエアロゾル生成により変化するため、本モデルに対する既往モデルの化学吸着量の割合は号機により変化した。これから、実機における化学吸着量評価には、既往モデルでは不十分であり本モデルの適用が必要であることが示された。
唐澤 英年; 三輪 周平; 鈴木 恵理子; 中島 邦久; 木野 千晶*
no journal, ,
SUS材へのCsOH化学吸着に及ぼす温度の効果を調べるため、実験と解析を行った。実験は、温度勾配管のあるTeRRa実験装置を用い、700Cで発生させたCsOH蒸気を、1000
Cから200
Cの温度勾配管に流入させた。SUS試験片の化学分析から化学吸着量を求めた。解析は、SA解析コードSAMPSONの熱水力モジュール(THA)とFP移行解析モジュール(FPTA)を用い、THAにより1000
Cから200
Cの温度勾配管内のガス温度分布と、その温度分布を用いたFPTAによる化学吸着量を計算した。解析により、化学吸着量を実験誤差範囲内で再現できた。この結果から、解析に用いたモデル式の温度依存性の妥当性を確認できた。
Di Lemma, F. G.; 中島 邦久; 山下 真一郎; 逢坂 正彦; 永瀬 文久
no journal, ,
本研究では、Cs化学吸着された異なるステンレス鋼(304鋼および改良型316鋼)の微細組織を比較した結果について報告する。分析の結果、ステンレス鋼中に含まれる微量元素(SiあるいはMo)によってCs吸着物の特性が異なるなど、Cs化学吸着挙動は影響を受けることが分かった。
唐澤 英年; 三輪 周平; 木野 千晶*
no journal, ,
Phebus-FPT1試験では、炉心シャットダウン後に再蒸発により一次系配管内のCsOH蒸気の増加が観測された。今回、複数FP核種から構成される一次粒子の形成モデルを組込んだSAMPSONを用いて、Phebus-FPT1試験一次系解析を行い、エアロゾル沈着挙動とCsOH再蒸発挙動を評価した。模擬蒸気発生器への熱泳動による沈着量評価から、沈着量はエアロゾル成分の構成割合に比例することを確認した。また、配管に凝縮したCsOHは、気中のCsOH蒸気濃度の減少により配管温度(973K)の飽和蒸気圧分まで再蒸発し、模擬蒸気発生器の温度の低い部分に再凝縮することを確認した。