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Raman, S.*; Nestor Jr., C. W.*; 市原 晃; Trzhaskovskaya, M. B.*
Physical Review C, 66(4), p.044312_1 - 044312_23, 2002/10
被引用回数:53 パーセンタイル:89.72(Physics, Nuclear)励起状態にある原子核が線を放出する代わりにK,L,M,…原子軌道電子を放出する現象を、
線の内部転換と呼ぶ。核構造を解析するために、内部転換が起こる確率と
線が出る確率との比で定義される、内部転換係数の測定が広く行われている。現在までに5%の誤差内で測定された100種類の内部転換係数について、理論値との比較を行った。理論計算には、相対論的Harterr-Fock-Slater(RHFS)法とDirac-Fock(DF)法の2種類を用いた。その結果、RHFS法よりもDF法による理論計算の方が実験値をより良く再現することを確認した。さらに、DF計算で取り入れた(1)電子の交換相互作用,(2)原子内の電子の空孔状態,(3)有限な核半径の効果の重要性を定量的に示した。
望月 祐志*; 舘脇 洋*
Journal of Chemical Physics, 116(20), p.8838 - 8842, 2002/05
被引用回数:16 パーセンタイル:44.56(Chemistry, Physical)全電子のDirac-Hartree-Fock法を並列処理を駆使することによって、3価キュリウムイオンの6水和錯体モデルにまで適用した。さらに、蛍光スペクトルの評価のために閉殻完全CI計算も行った。同様の計算を等電子系のガドリニウムイオンについても用い、結果をキュリウムの場合と比較した。一連の計算により、水和の本質が配位結合による安定化であること、水側からイオンへ相当量の電子供与があること、結果として蛍光スペクトルが赤方レフトすること等が明らかになった。
佐々木 健
JAERI-M 82-006, 24 Pages, 1982/02
原子構造を計算するための自己無撞着Dirac-Fock法の自然な拡張である多重電子配位Dirac-Fock法の理論的構成について比較的精しい解説を行なった。この論文で導かれた数式は、これまでDesclanxやGrantの論文に書かれている諸式よりも正確であり、また精しいので、この方法を具体化した彼等の計算プログラムのアルゴリズムの解読をより容易にするであろう。また、Desclanxプログラムの主要な欠点とされる適用上の制限、すなわち、一電子ハミルトニアンの非対角行列要素を生ずるような電子配位を混合されてはいけない、という禁忌について、かなり精しい分析を行なった。最後に、この制限を克服するための一つの提案を行なった。