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永島 芳彦*; 伊藤 公孝*; 伊藤 早苗*; 藤澤 彰英*; 星野 克道; 高瀬 雄一*; 矢木 雅敏*; 江尻 晶*; 居田 克巳*; 篠原 孝司; et al.
Plasma Physics and Controlled Fusion, 48(4), p.S1 - S15, 2006/04
被引用回数:37 パーセンタイル:74.59(Physics, Fluids & Plasmas)JFT-2Mトカマクのオーミック加熱プラズマの浮遊ポテンシャル揺動にバイスぺクトル解析を適用した結果について述べる。最外殻磁気面の内側で浮遊電位揺動中に帯状流の一種と考えられている測地的音波の周波数を持つコヒーレントなモードが観測された。二乗バイコヒーレンスの計算によりそのコヒーレントな揺動と背景揺動(ドリフト波乱流揺動を含むと推定)の間に有意な非線形結合が示された。全バイコヒーレンスは、コヒーレントなモードの振幅の2乗に比例していること、及びコヒーレントなモードは一定値のバイフェイズを持つことなどの測定結果は、長谷川-三間モデルによるドリフト波-帯状流系の理論的予測と整合することがわかった。
永島 芳彦*; 星野 克道; 江尻 晶*; 篠原 孝司; 高瀬 雄一*; 都筑 和泰; 上原 和也; 川島 寿人; 小川 宏明; 井戸 毅*; et al.
Physical Review Letters, 95(9), p.095002_1 - 095002_4, 2005/08
被引用回数:105 パーセンタイル:92.45(Physics, Multidisciplinary)JFT-2Mトカマクのオーム加熱プラズマの周辺部で、高速駆動静電プローブにより、ポテンシャル揺動スペクトルを測定した。その結果、二種類のコヒーレントな静電揺動(約1kHzと10-15kHz)を初めて見いだした。これらのモードは、最外殻磁気面の内側に存在する。このうちの高周波のモードは測地的音波(GAM)の特徴を有する。しかし低周波のモードは測地的音波かどうか不明である。バイスペクトル解析により、これらの静電揺動と背景乱流揺動にはパラメトリック変調的な非線形結合がみられることがわかった。すなわち、高周波のGAMモードや背景乱流はこの低周波のモードで変調を受けている(さらに背景乱流はGAMモードからも変調されている)ことを初めて見いだし、この低周波モード(周波数約1kHz)が非線形的に乱流輸送に影響を与えていると推定されることを初めて示した。
新井 貴; 西山 友和; 柳生 純一; 河西 敏; 曽根 勇*; 阿部 充志*; 宮 直之
Fusion Science and Technology, 45(1), p.65 - 68, 2004/01
被引用回数:2 パーセンタイル:16.73(Nuclear Science & Technology)将来の核融合実験装置においては長時間放電となるため、従来の積分器を利用した電磁気計測検出器ではゼロ点ドリフトが問題となる。そこで、新しい検出技術として光ファイバを利用した検出器(光CT)を考案した。光ファイバを利用した直流電流センサ(使用波長が1550nm)を試作し、JT-60Uへ適用し、安定したプラズマ電流の測定を行うことができた。また、ファイバセンサに線照射試験を行い放射線の影響の無いことを確認した。これにより、定常プラズマ電流の測定に見通しを得ることができた。
J.Y.Kim*; 岸本 泰明; 若谷 誠宏*; 田島 俊樹*
Physics of Plasmas, 3(10), p.3689 - 3695, 1996/10
被引用回数:53 パーセンタイル:81.88(Physics, Fluids & Plasmas)トロイダル粒子コードを用いて、トロイダルイオン温度勾配モードの巨視的な構造と安定性に対するポロイダルシア流の効果が理論と共にシミュレーションにより調べられた。トロイダルシミュレーションにおいては、ポロイダルシア流の大きさの増大と共にポロイダル断面におけるポテンシャル構造の非対称性と半径方向の相関距離が減少し、これらの結果は温度や密度等のプラズマ分布の空間変化を取り入れた巨視的なモード構造に対する理論と極めて良い一致を見た。
岸本 泰明; 田島 俊樹*; W.Horton*; LeBrun, M. J.*; J.Y.Kim*
Physics of Plasmas, 3(4), p.1289 - 1307, 1996/04
被引用回数:83 パーセンタイル:89.85(Physics, Fluids & Plasmas)トカマクプラズマにおけるイオン温度勾配(ITG)モード不安定性とそれに伴う異常熱輸送の理論及び粒子シミュレーション研究が報告されている。トカマクにおいて励起されるITGモードは、トロイダル結合の効果により径方向に広がった巨視的な構造を有する。このような巨視的なモード構造は、それに伴う乱流揺動と熱輸送に強い制約をプラズマに与え、その結果温度や密度等のプラズマ分布は臨界勾配近傍で強い自己形成現象を示すことが明らかになった。このような特徴的な熱輸送を説明する「臨界勾配モデル」が提案された。このモデルはトカマク輸送において観測される顕著な現象、(1)ボーム輸送特性、(2)分布の臨界勾配性、(3)半径方向に増大する熱拡散係数、(4)モード励起の間欠性やプラズマ分布の同一性等を統一的に説明することができる。また、熱輸送に対するプラズマ回転等の効果も議論されている。
伊藤 公孝; 伊藤 早苗*
Journal of the Physical Society of Japan, 54(4), p.1228 - 1231, 1985/00
被引用回数:5 パーセンタイル:58.87(Physics, Multidisciplinary)弱乱流理論にもとづいて静電ドリフト波の波動運動方程式を導き、その保存量を求めた。任意のN個のモードからなる系の定常スペクトルが存在するとき、波のエネルギが有限の値に止まる事を示した。定常スペクトルは、初期条件がそれに一致しない限り、実現されない。しかし、統計上、もっとも確からしいスペクトルは、定常スペクトルである。更に、もし、自然励起項が方程式に加わるなら、積分は無くなり、すべて定常スペクトルへと(もし存在するなら)緩和する。
伊藤 公孝; 伊藤 早苗*
Japanese Journal of Applied Physics, 21(4), p.L203 - L205, 1982/00
被引用回数:1 パーセンタイル:12.28(Physics, Applied)磁気流体的不安定性をラジオ波により安定化する方法について考察する。磁力線と垂直方向の電場を持つラジオ波をプラズマに伝播させ、ドリフト速度を増大させることによる安定化効果を調べた。動重力による安定化効果とあわせ、ラジオ波の周波数Wrfがイオンサイクロトロン周波数より大きくとも小さくとも安定化効果があることがわかった。この効果は短波長の不安定性に対しより効果的である。
井上 早苗*; 伊藤 公孝
Nuclear Fusion, 21(1), p.3 - 12, 1981/00
被引用回数:6 パーセンタイル:29.90(Physics, Fluids & Plasmas)円柱近似したトカマク内のプラズマについて、粒子運動学的方法により安定性を解析した。 無衝突近似の範囲内では、1)ドリフトテアリングモードはプラズマ密度を高めることによって安定化される。2)ポロイダルモード数mの大きいモードは小さい成長率を持つ。3)電子温度勾配は安定化効果を持つ事が示された。磁気シアーと有限ベータ効果の寄与によって、テアリングモードはドリフトモードと結合し、イオン・ランダウ減衰によって安定化される。有利面近傍の電流密度が不安定性誘起の重要な要因であることが始めて示された。
津田 孝; 伊藤 公孝; 伊藤 早苗*
JAERI-M 9234, 13 Pages, 1980/12
シェア磁場中の静電ドリフト波に対するトロイダル効果を調べ、シェアによる安定効果が消滅する条件を示した。通常のトカマクでは、不安定となる揺動が径方向とポロイダル方向に同程度の広がりを持つ。
徳田 伸二; 上村 鉄雄*; 伊藤 博*
Journal of the Physical Society of Japan, 48(5), p.1722 - 1730, 1980/00
被引用回数:3 パーセンタイル:35.63(Physics, Multidisciplinary)電子温度の勾配によって引きおこされるドリフト波不安定によるプラズマの異常輸送現象をParticle Simulationによって調べた。シェアー磁場によってこの不安定は安定化されるが、電子温度の輸送は迎えられないことが示された。
伊藤 公孝; 井上 早苗*
Phys.Fluids, 23(4), P. 847, 1980/00
シア磁場中有限ベータプラズマ内のドリフト・アルフベン波の研究は近年急速な進歩を見せている。Catto等によって、抵抗性ドリフト・アルフベン波の存在が示された論文が発表されたが、そうして確認された波が安定であることを証明したもの。
岡本 正雄
JAERI-M 7313, 10 Pages, 1977/10
トカマクのLHRHに関係して、Lower Hybird波の伝搬の計算機シミュレーションを行った。2流体方程式・ポアッソン方程式系をleap-frog法で直接数値的に解き、Lower Hybrid波のrayの軌跡を求めた。Rayの軌跡は円錐状をなすが、これを冷たいプラズマ近似、線型近似の場合について調べ、さらに非線型2流体モデルの場合をシュミレートした。自然発生しているドリフト波をモデル的に取り扱い、ドリフト波がrayの軌跡をどのように歪めるか計算した。本報告は、これらの結果の予備的なものである。
永島 孝; 田村 早苗; 大和 春海*; 有薗 重喜; 大塚 英男; 椎名 富雄; 吉川 允二; 森 茂
Physical Review Letters, 31(2), p.82 - 86, 1973/02
被引用回数:1原研ヘクサポール・トーラス装置(JFT-1)に於ける低ベータプラズマ中の低周波モードについての実験的研究である。トロイダル磁場を、ヘクサポール磁場に重畳した場合と、しない場合とが調べられた。観測される波の同定と、ポロイダル・モード数のモード遷移の物理的解釈が、スラブ・モデルによる線型理論の結果との比較検討からなされた。