Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
大島 明博*; 瀬口 忠男; 田畑 米穂*
Radiation Physics and Chemistry, 55(1), p.61 - 71, 1999/00
被引用回数:79 パーセンタイル:97.42(Chemistry, Physical)613Kで放射線照射を行い架橋させたPTFEを試料として77K、室温(297K)での、真空及び空気存在下でコバルト-60線照射により生成するラジカルの収量と挙動の測定を、ESRで測定し、その特性を議論した。
大島 明博; 瀬口 忠男; 田畑 米穂*
Proceedings of IUPAC World Polymer Congress 37th International Symposium on Macromolecules (MACRO 98), P. 56, 1998/00
室温及び77Kで線を照射し放射線架橋ポリテトラフルオロエチレンに誘起されるフリーラジカルの挙動をESRにより、研究した。架橋PTFEに捕捉それるラジカルのG値は、未架橋PTFEに比べ数十倍の値を示し、架橋密度と依存して増大する傾向にあった。また、フリーラジカルは、酸素と容易に反応し、過酸化ラジカルに転換するが、架橋密度が高くなると、酸素の拡散速度が遅くなり、完全に酸化されるまでの時間が長くなることが判明した。加えて、過酸化ラジカルを真空中で加熱するとフッ素原子の引抜き反応が起こり、アルキルラジカルを誘起することを見いだした。
大島 明博*; 瀬口 忠男; 田畑 米穂*
Radiation Physics and Chemistry, 50(6), p.601 - 606, 1997/00
被引用回数:68 パーセンタイル:96.70(Chemistry, Physical)放射線架橋PTFEに生成されるフリーラジカルの挙動を調べ、架橋の特徴を解析した。架橋PTFEに線を77K及び室温で真空中照射し、捕捉されるラジカルをESRで測定した。架橋PTFEに生成されるラジカルのESRスペクトルの強度は、未架橋のものに比べ数十倍も大きくなったが、そのスペクトルの分解能は、架橋密度の増大に伴って低下した。架橋PTFEに捕捉されるラジカルは室温でも比較的安定であるが、110
C前後の
分散で減衰した。これらのことから、架橋PTFEに捕捉されるラジカルの多くは、架橋により形成された非晶領域に捕捉されることが明らかになった。
大野 新一; 作本 彰久; 高島 洋平*; 小池 満; 本島 健次
JAERI 1217, 17 Pages, 1971/12
放射線照射下における短寿命化学種の測定法に関する一般的な特徴と従来の成果を検討、これに基づいて、COガンマ線照射中の液体試料の工学吸収スペクトル測定装置を試作した。この装置を市販の高速走査分光度計(日立RSP-2:走査速度:30m秒/100m)に附置させることにより、線量率10
R/h で照射中の試料の300-700mmにわたるスペクトルが0、1秒で得られる。空気溶存のメチレンブルー水溶液を用いて実験した結果本装置は、半減寿命0、1秒までの短寿命種の研究に適用できることがわかった。さらに寿命の短い化学種の研究を可能にする装置の改造についても、検討がなされた。