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論文

Comparison of the degradability of irradiated polypropylene and poly(propylene-co-ethylene) in the natural environment

G.Meligi*; 吉井 文男; 佐々木 隆; 幕内 恵三; A.M.Rabie*; 西本 清一*

Polym. Degrad. Stab., 49, p.323 - 327, 1995/00

 被引用回数:8 パーセンタイル:42.85(Polymer Science)

包装材に用いられているポリプロピレン(PP)は、柔軟性を付与するために、エチレンとの共重合体(CPP)がよく使用されている。本報告では、照射したCPPの屋上暴露試験による分解性を調べた。伸びによる分解性の評価は、照射直後の伸びが半分になる月数(H$$_{L}$$)から、PPとCPPの分解性を比較した。未照射CPPのH$$_{L}$$はPPとほぼ同じ5ヵ月であった。30kGy照射したCPPのH$$_{L}$$は2.8ヵ月でPPは1.7ヵ月であり、CPPはPPと同じ分解になるのに1.6倍の月数を要した。CPPの分子量の低下は、PPとほぼ同じであった。これは、照射前のモルホロジーに起因し、CPPは球晶間を結んでいるタイ分子鎖が長いのと数が多いために、PPと同じ分子切断でも伸びの低下が少ないものと考えられる。

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