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眞田 幸尚; 宮本 賢治*; 越智 康太郎; 松崎 康治*; 小川 年弘*; 千賀 康弘*
海洋理工学会誌, 24(2), p.9 - 18, 2018/12
大量な放射性核種が海洋に流出した福島第一原子力発電所事故から7年経過した。海底のセシウムの挙動の解明は漁業再開のために必要である。われわれは、海底の堆積物中の放射性セシウム濃度を直接的に計測できる無人観測船を用いた放射線計測システムを開発した。このシステムは自動的に測定ポイントに移動し、堆積物の計測が可能である。検出器の校正は実際のサンプル計測と比較して決定した。このシステムを用いて福島沖の浅海域の放射性セシウム濃度の測定を経時的に実施した。結果から放射性セシウム濃度の分布は変化しているが、全量(インベントリー)としては、放射性セシウムの半減期に従って減少していることが分かった。このようなシステムは簡便に海底の放射性セシウム濃度を測定できるので、海底のセシウムの挙動の解明に役立つ。
吉田 廣*; 阪井 英次
JAERI-M 82-191, 72 Pages, 1982/12
本報告は半導体検出器により得られた、環境ガンマ線スペクトル・データを解析するためのプログラムについて述べたものである。これらはマルチチャネル波高分析器(MCA)とミニコンピュータより成るシステムにより、ガンマ線スペクトルのデータを自動的に収集し解析するために作製したプログラムを更に拡張して本目的のために開発したものである。拡張したプログラムの主なものは(1)MCAメモリ内のデータを直接解析して光電ピークの面積を算出し、ディスク上のライブラリ・データ中の、光電ピーク・エネルギーと核種により定まるそれぞれの係数をそれぞれのピ-ク面積の値に乗じ、存在する核種の放射能強度およひ空間線量率を算出する。(2)ディスクに記入されたMCAのデータに対して同様の解析を行い、結果をディスクに記入する。(3)これらのデータの積算と解析を平行して自動的に行うもの、等である。
塙 悟史; 端 邦樹; 内田 俊介; 西山 裕孝
no journal, ,
原子力プラントの冷却水は原子炉内部で放射線を受け分解し、水中には過酸化水素などの酸化剤が生成される。過酸化水素は、応力腐食割れ(SCC)の発生やき裂進展などプラントの経年劣化現象の主要因子であり、その場の濃度の定量評価は高経年化プラントの健全性を評価する上で重要である。しかし、過酸化水素濃度の定量評価は、従来の技術ではサンプリング水の分析による必要があり、熱的に不安定な過酸化水素のその場評価は難しい。周波数依存複素インピーダンス(FDCI)測定によれば、材料表面の酸化皮膜の性状変化を把握することが可能であり、Cole-Coleプロットの低周波数側半円が過酸化水素濃度に対してリニアな相関を示すことが最近の研究で明らかになっている。原子力機構では、FDCI測定を応用した照 射環境下でも使用できる過酸化水素濃度のその場測定センサーの開発を進めている。本発表では、上記センサーの開発計画を紹介する。