Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
明午 伸一郎; 中野 敬太; 岩元 大樹
プラズマ・核融合学会誌, 98(5), p.216 - 221, 2022/05
加速器駆動核変換システム(ADS)の実現やJ-PARCで建設を進めているADSターゲット試験施設(TEF-T)の建設には、陽子ビーム取扱い技術の開発やGeV領域の陽子に対するニュートロニクス(中性子工学)の詳細な検討が必要となる。このためJ-PARCの核変換ディビジョンでは、J-PARC加速器施設などで研究を進めてきた。本稿ではこれらの内容に関して紹介する。
方野 量太; 山中 正朗*; Pyeon, C. H.*
Journal of Nuclear Science and Technology, 57(2), p.169 - 176, 2020/02
被引用回数:4 パーセンタイル:36.45(Nuclear Science & Technology)加速器駆動システム(ADS)等の未臨界体系の未臨界度測定手法として、未臨界度と相関のある即発中性子減衰定数(以下、とする)を、複数の中性子検出器の測定結果を用いて推定する線形結合法を提案し、過去には京都大学臨界集合体(KUCA)においてDT中性子源を用いた検証を行った。本検討では、核破砕中性子源を用いた検証を行い、提案手法が中性子源に対しても頑健に
の測定が可能であることを示した。
中性子科学研究センター
JAERI-Tech 99-031, 453 Pages, 1999/03
本報告書は、平成9年度に発足した原研の中性子科学研究センターにおける設計、研究開発に関して、平成10年秋までの成果及びこれまで約10年間の関連技術開発成果をまとめたものである。中性子科学研究計画の概要、大強度陽子加速器(イオン源、リニアック、蓄積リング等)の設計及び研究開発、中性子散乱実験施設の設計及び同施設用核破砕ターゲットの研究開発、消滅処理実験施設(ターゲット熱流動試験施設、材料照射試験施設、中性子核物理実験施設、炉物理実験施設、実験炉)の設計及び関連研究開発、中性子科学にとって共通の基盤技術研究開発(ニュートロニクス、材料、中性子利用技術、計測技術)のほか、放射線問題に焦点を当てた安全設計技術検討の状況について記述している。
榊泰 直; 吉川 博; 堀 利彦*; 十河 拓也*; 足立 紀彦*
計測自動制御学会論文集, 35(10), p.1283 - 1291, 1999/00
SPring-8の線型加速器は、目標性能を十分に満足した運転が続いている。しかし、この加速器には、次世代計画として、現在のエネルギー性能をさらに1桁以上向上させ、次の物理実験に利用する予定がある。これに向けて現在の設計性能では問題視する必要のなかった性能劣化要因も究明し、改修される必要がある。このような要求から、統計的手法を用いて加速器の不確実なふるまい部分を解析した。本論文は、加速器の次世代計画に必要な性能を得るために、システム全体を統計的手法で解析し、システムの問題点を解明している。さらに、得られた知見を活かして、予備実験的に電子ビームの性能を制御し、システムの問題点を違った角度から検証している。
原子炉工学部
JAERI-Review 95-014, 289 Pages, 1995/09
本報告は、平成6年度における原子炉工学部の研究活動状況をとりまとめたものである。当該年度に原子炉工学部において推進された主要な研究活動は、新型炉の概念設計及びTRU消滅処理等への工学的応用を目的とする大強度陽子線形加速器の開発である。さらに、原子炉工学部では、基礎基盤研究として核データと群定数、炉理論及びコード開発、炉物理実験及び解析、核融合中性子工学、放射線遮蔽、原子炉計測及び計装、原子炉制御及び診断、伝熱流動並びに炉工学施設、加速器施設及び伝熱流動施設の技術開発を行っている。また、高温ガス炉、核融合等の原研プロジェクト研究及び動燃の高速炉研究への協力も推進している。本報告では、原子炉工学部が運営を担当する各種研究委員会の活動報告もとりまとめられている。
リニアック技術研究会事務局
JAERI-Conf 94-003, 315 Pages, 1994/07
平成6年7月20日から22日にかけて東海研究所において第19回リニアック研究会が開催される。本報告はこの研究会において発表される報告をまとめたものである。
奥村 義和
日本原子力学会誌, 35(12), p.1049 - 1056, 1993/12
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Nuclear Science & Technology)最先端の高出力イオンビーム生成技術について、正負イオンの生成法や加速方法などイオン源の基礎的な解説も交えて紹介する。特に、核融合炉を目指して開発の進められている大電流負イオン源の開発と、オメガ計画の一環として計画されている大強度線形加速器用の高輝度イオン源の開発を例にとり、高出力イオンビーム発生技術について概説する。これらの計画はいづれも目標とするビーム出力が数十MWに達し、現在の高出力イオンビーム応用技術の限界に位置するものである。そのためイオン源に課せられる要求も厳しく、殊に大電流密度のイオンビームを極めて収束性良く発生するということでは従来に例をみないものである。
峰原 英介; 永井 良治; 沢村 勝; 高雄 勝*; 菊澤 信宏*; 杉本 昌義; 佐々木 茂美; 大久保 牧夫; 佐々部 順*; 鈴木 康夫; et al.
Proc. of the 5th Japan-China Joint Symp. on Accelerators for Nuclear Science and Their Applications, p.104 - 108, 1993/00
原研では、15MeVの超電導電子線型加速器を用いた高平均出力、準連続波加速可能な自由電子レーザーのプロトタイプを開発、建設している。超電導加速器をドライバーとするFELはレーザー本体の困難を大きく軽減する。現状及び将来計画について報告、議論を行う。
奥村 義和; 井上 多加志; 小栗 英知; 田中 秀樹*
Proceedings of 1992 Linear Accelerator Conference, Vol.2, p.645 - 647, 1992/11
技術開発用加速器(BTA)と呼ばれる10MeV、10mA、CWの陽子線型加速器のために高輝度イオン源を開発した。多極磁場型プラズマ源と二段加速系から構成されるこのイオン源は、0.5mm・mradという小さな規格化エミッタンスのもとで100keV、120mAのプロトンビームを発生できるよう設計されている。原型イオン原を用いて60keVまでのビーム引き出し試験を行った結果、目標パービアンス以上の60keV、57mAの極めて収束型の良いビームを発散角10m・radで生成することに成功した。規格化エミッタンスとして0.45
mm・mradが得られた。質量分析器とドップラーシフトを用いた分光法によってプロトン比を測定した結果、80%以上のプロトン比が得られていることがわかった。
奥村 義和; 渡邊 和弘
JAERI-M 92-024, 23 Pages, 1992/03
技術開発用加速器と呼ばれる10MeV,10mA,CWの陽子加速器のためのイオン源を設計し、製作した。このイオン源は多極磁場型プラズマ源と2段加速系から構成され、極めて高輝度の陽子ビーム(100keV,120mA,エミッタンス0.5mm・mrad)を生成する。このイオン源の基本設計方針とビーム光学やプラズマ生成部の磁場配位、プロトン比、ガス効率等に関する計算結果について述べる。
金原 節朗; 田和 文雄
JAERI-M 5835, 102 Pages, 1974/09
高速タイム・アナライザの概要および製作上の諸問題について述べている。このタイム・アナライザは、リニャックにおけるTOF測定用に使用され、高速であると共に、種々な機能を持たせて製作している。主要素子は、74S型TTLロジックを用い、6幅のNIMモジュールに納めている。主な機能および性能は、最大チャネル65535、最少チャネル幅25nsec、ストップ・パルスのダブル・パルス分解時間25nsec(カウンタ・チャネル間は2nsec)、ストップ・カウンタ・チャネル数8、バッハ・レジスタ4、そして、バリヤブル・ウィドス・ステップ機能等を持っている。このタイム・アナライザの出力は、USC-3型計算機(東芝製)に接続される。
秋濃 藤義; 金子 義彦; S.F.Hanna*; 黒川 良右; 北舘 憲二
JAERI-M 5399, 39 Pages, 1973/09
黒鉛粒に均質に酸化インジウム、硫化カドミウムおよび酸化サマリウムの微粉を混合し、平行六面体形(8080
40cm
)の不銹鋼製タンクに満した体系中の微分中性子スペクトルを120MeVのLINACを中性子源とした飛行時間法により測定した。この実験結果は、Young-Koppelのモデルを使ったENDF/Aの中性子散乱断面積を入力とする50群のS
近似による計算結果と比較されたが、この黒鉛の散乱模型の不確さから予期される範囲を超える大きな理論、実験間の不一致がみとめられた。この原因は主として減速エネルギー領域における中性子漏洩の取扱いの不備によるものと推論された。このため今後予定している高温領域における実験に対しては体系を拡大すると共に密度を高めれば、精密な実験、理論の比較が可能になることが判明した。
方野 量太
no journal, ,
パルス中性子源(PNS)法における即発中性子減衰定数の高精度測定に向け、線形結合法を提案してきた。本検討では、線形結合法の加速器駆動システムへの適用性を評価するため、連続エネルギーモンテカルロ計算コードによるPNSシミュレーションを行い、
を線形結合法によって評価した。評価結果は、実効増倍率及び動特性パラメータから推定される
の値と20%の範囲で一致していた。
方野 量太
no journal, ,
即発中性子減衰定数の高精度測定に向けて、パルス中性子源(PNS)を用いた
フィッティング法を改良した線形結合法を提案している。本検討では提案手法のADS炉心への適用性を確認するため、連続エネルギーモンテカルロ計算コードによってPNS実験シミュレーションを行い、核分裂率の時間進展を評価し、提案手法を適用した。適用結果から、LBE冷却材の吸収断面積が小さいことによってこれにより核分裂に寄与しない熱中性子の寿命が長くなり、この熱中性子の存在によって
推定精度が悪化する可能性があることが分かった。