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熊丸 博滋; 久木田 豊
ANS Proc. 1991 National Heat Transfer Conf., Vol. 5, p.22 - 29, 1991/00
圧力:3~12MPa、質量流束:20~410kg/ms、入口クオリティ:0.4~0.9の条件下で、ロッドバンドル内での水-蒸気二相流のドライアウト後の熱伝達実験を行った。最初に、本ドライアウト後熱伝達実験データを、噴霧流域に対するいくつかの熱伝達相関式及び最近の理論モデルと比較した。しかし、相関式及びモデルは実験データをよく予測しなかった。従って、次に、ドライアウト点での液滴エントレインメントについての簡単な考察に基づき、実験データを蒸気流冷却に対するいくつかの熱伝達相関式と比較した。比較の結果、Dittus-Boelterあるいは、Heineman相関式などの蒸気流冷却に対する熱伝達相関式は、噴霧流域に対する相関式より、むしろ本実験データをよく予測することが明らかになった。
小泉 安郎; 熊丸 博滋; 与能本 泰介; 田坂 完二
Nucl.Eng.Des., 99, p.157 - 165, 1987/00
被引用回数:12 パーセンタイル:74.55(Nuclear Science & Technology)単一ロッド及びロッドバンドルの熱伝達実験装置を用いて高圧水-蒸気二相流のドライアウト後熱伝達実験を行った。実験では、原子炉のLOCA時に特に重要となる低流量域を対象としている。単一ロッドの熱伝達実験は、圧力3MPaの条件下で、液量100~310kg/mS、入口クオリティ0.15~1.0の範囲内で行われた。測定した熱伝達率を用いて原子炉LOCA解析コードに使われている相関式を評価した。その結果、Groeneveldの式とのよい一致を見たが、一致度は壁温と流動条件に依存し、矛盾なく全実験範囲に適用できる相関式を作成した。この相関式をロッドバンドル(5
5)の熱伝達実験装置(TPTF)で行った3MPa~12MPa,15~600kg/m
S,クオリティ0.0~1.0の範囲の実験データを用いて検証した。この領域の研究は従来あまりなされていないものであった。
小泉 安郎; 熊丸 博滋; 田坂 完二
Journal of Nuclear Science and Technology, 21(12), p.965 - 968, 1984/00
被引用回数:3 パーセンタイル:58.93(Nuclear Science & Technology)流量100~300kg/ms、クオリティ0.15~1.0、熱流束~4.9
10
w/m
、圧力3.1MPaの条件下で水-蒸気二相流熱伝達実験を行った。この領域は、原子炉LOCA時に炉心熱伝達で重要となる領域であるが、従来のデータは少ない。用いた装置は環状流路で、中に発熱長2m、外径12.27mmのロッドが入っており、流路巾は4.865mmである。壁面温度測定誤差を小さくするために、ロッド外表面に熱電対が埋め込まれている。ドライアウト前の領域では従来の相関式、Schrock & Grossman,Pujal & Stenning の各式が有用であることがわかった。ドライアウト後の領域では熱伝達率と Dougall & Rohsenow 式は課題に見積もること、Groeneveldの式とは比較的よくあうが、壁面温度とクオリティの値によって一致の度合は影響を受けること、クオリティが増加するにつけ蒸気単相熱伝達率に漸近すること等の結論を得、前報の結果を確認した。
小泉 安郎; 田坂 完二
Journal of Nuclear Science and Technology, 19(12), p.965 - 984, 1982/00
被引用回数:9 パーセンタイル:68.45(Nuclear Science & Technology)均一発熱棒を有した環状流路内上向き水-蒸気二相流熱伝達実験を、圧力31bar、流量0.210
~1.0
10
kg/m
h、入口クオリティ0.5~1.0、熱流束4.5
10
W/m
以下の条件で行った。この領域は軽水炉のLOCA解析を行う際重要な領域であるが既存のデータは少ない。既存の熱伝達実験式および半理論式の本実験領域への適用性の検討に重点をおき、これらの相関式と測定された熱伝達率との比較考察を行った。ドライアウト前の領域では測定値は従来の相関式による値より1桁小さい値であった。ドライアウト後の領域では、従来の相関式で無視されていた液相による伝熱面冷却の効果を考慮に入れる必要があることが明らかとなった。Groeneveldのドライアウト後の熱伝達率相関式は測定結果と0~27%の精度で一致した。