Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Y.-H.Heo*; 柳澤 和章
JAERI-M 92-195, 19 Pages, 1992/12
本報は、反応度事故(RIA)条件下における予備照射済軽水炉型燃料棒について計算値及び実測値による比較並びに応力解析の結果をまとめたものである。計算には、RIA条件における高燃焼度燃料棒ふるまいを模擬できる計算コードFPRETAINを使用した。実験には、Special Power Excursion Reactor Test(SPERT)及びPower Burst Facility(PBF)からのデータを使用した。比較結果によれば、FPRETAINはRIA時の燃料ふるまいをよく予測する傾向にあった。応力解析の結果によれば、燃料被覆管の最大円周応力は燃料に付加された発熱量に比例して増加しないことが分かった。高燃焼度領域で破損した燃料棒に生じた被覆最大円周応力計算値は、非破損であった未照射燃料棒や低燃焼度燃料棒のそれらと比較して、低くなかった。
藤城 俊夫; 柳澤 和章; 石島 清見; 柴 是行
Journal of Nuclear Materials, 188, p.162 - 167, 1992/00
被引用回数:14 パーセンタイル:76.78(Materials Science, Multidisciplinary)照射済PWR燃料をNSRRにおいてパルス照射することにより、燃焼の進んだ燃料の反応度事故時における過渡挙動や破損条件についての究明を行った。試験燃料には商用炉(PWR)で燃焼度約40MWd/tUまで燃焼させた燃料を短尺化したもの、及び短尺燃料をJMTRにて約20MWd/tUまで予備照射したものを用いた。商用炉燃料では、最大83cal/gUOまでの発熱量を与える実験を行った結果、最高4.3%のFPガス放出が生じ、又、未照射燃料よりもかなり大きな燃料・被覆管相互作用(PCMI)が認められた。JMTR照射燃料では、さらに高い発熱量での実験を行い、約180cal/gUO
でDNBが発生、さらに、200cal/gUO
以上でPCMIによる被覆管の破損(小クラック発生)が認められた。以上の結果から、照射済燃料の過渡挙動や破損条件の概略が明らかになり、特に燃料ペレットのふるまいが重要であることが分かった。
石島 清見; 丹沢 貞光; 更田 豊志; 藤城 俊夫
Proc. on Safety of Thermal Reactors, p.577 - 583, 1991/00
NSRRでは、これまで実施してきた未照射燃料を対象とする反応度事故模擬実験に引き続き、平成元年度から照射済燃料を対象とする実験を開始した。照射済燃料実験に用いる試験燃料には、動力炉で照射した長尺燃料を短尺加工したもの及び、短尺試験燃料をJMTRにおいて予備照射したものの二種類がある。本報では後者の試験燃料を用いる実験に関し、JMTRにおける予備照射、NSRRにおけるパルス照射及び照射後試験の結果について述べる。なお、JMTR予備照射燃料を用いた実験については、4回のパルス照射が完了し、現在詳細な照射後試験が行われている。これまでに、DNBの発生、被覆管の顕著な変形及び燃料の破損が確認されている。