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秋濃 藤義; 金子 義彦; 北舘 憲二; 黒川 良右
Journal of Nuclear Science and Technology, 13(8), p.397 - 407, 1976/08
被引用回数:0軽水-天然ウラン板状体系における空間依存の0°方向の角度熱中性子スペクトルの測定を飛行時間法で行なった。軽水の散乱モデルにHaywoodモデルを使用し、多群輸送理論コードで解析を行なった。実験値と計算値との間によい一致が得られ、次の事が結論された。(1)熱中性子源および熱中性子散乱核の非等方成分をも熱中性子スペクトルの計算に取り入れることにより、非均質増倍体系であるこの実験体系について、Haywoodモデルの妥当性が明らかにされた。熱中性子スペクトルの測定値と計算値との相違が、熱中性子群定数にあたえる誤差は小さく、Uの吸収断面積に対して3%以内である。(2)天然ウラン体の近傍の軽水中の熱中性子スペクトル計算には、熱中性子源の空間分布に、特に注意をはらう必要がある。
秋濃 藤義; 金子 義彦; 北舘 憲二; 黒川 良右
JAERI-M 5173, 40 Pages, 1973/02
天然ウラン-軽水非均質板状体系における燃料表面、中心および燃料近傍の軽水中の0C方向角度熱中性子スペクトルをLINAC-TOF法で測定し、理論解析を行った。測定と理論解析との比較から次のことが結論された。(1)熱中性子スペク卜ルの理論解析においてSn法のorderはN=8以上の必要があり、散乱核および熱中性子源の非等方性を考慮すれば、6%以内で測定と計算とは一致する。(2)中性子スペクトルの計算において熱中性子源の空間分布は正確に求める必要がある。(3)熱中性子スペクトルにおける測定と計算の不一致が熱中性子群定数にあたえる誤差はその計算モデルの精密度によりことなるが約2%に相当する。(4)実験に用いられた1cm中のリエントラントホールによる中性子場の摂動効果は2次元S
近似TDCコードによる解析から燃料表面および中心で1~2%程度にとどまることが明らかにされた。
秋濃 藤義; 金子 義彦
Journal of Nuclear Science and Technology, 10(1), p.45 - 53, 1973/01
LINAC-TOF法により軽水均質体系、軽水-天然ウラン非均質体系における0°方向の角度熱中性子スペクトルの測定を、直径2cmおよび1cmのreentrant holeを用い行なった。このreentrant holeにより熱中性子スペクトルにおよぼす、flux perturbationの効果を、2次元SnTDC-コードで、10群および15群S近似で解析を行なった。この結果、軽水炉均質体系で、reentrant holeが2cm
で、体系の中心ではflux perturbationが12%程度もあり、3cm
になると、16~25%もreentrant holeによるflux perturbationがあることが明らかになった。従来、0°方向の熱中性子スペクトルの測定と計算との相異は、軽水のP
以上の散乱断面積の取扱いにあると言われていたが、むしろreentrant holeの効果が大きいと考えられる。又、非均質体系の場合、天然ウランの吸収により中性子束の低下で、中性子束の流れと反対方向に中性子ビームを引き出した時は、逆にreentrant hoeにより熱中性子スペクトルが増大されることが明らかになった。