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千原 順三*; G.Kahl*
Physical Review B, 58(9), p.5314 - 5321, 1998/09
被引用回数:19 パーセンタイル:67.20(Materials Science, Multidisciplinary)量子論的HNC方程式を用いて高圧(0.2~6.1GPa)により圧縮された液体ルビジュームの構造因子を計算した。結果は極めて実験結果と良く一致した。これらの構造因子は、Wigner-Seitz半径でスケールするとすべてほぼ同一曲線に乗ることが示された。これにより量子論的HNC方程式が、強結合プラズマも正しく記述できる可能性を示した。
森本 吉紀*; 加藤 小百合*; 戸田 直博*; 片山 芳則; 辻 和彦*; 矢尾板 憲一*; 下村 理
Review of High Pressure Science and Technology, 7, p.245 - 247, 1998/03
液体Rbと液体NaのX線回折を、6GPaの圧力下まで放射光を用いて測定した。電子構造の変化が構造に及ぼす影響を調べるため、液体Rbでは体積比が0.52まで、液体Naでは
=0.73までの範囲で、静的構造因子
と2体分布関数
を求めた。圧力の増加に伴い、液体Rbと液体Naのどちらにおいても、
のピークの一が高い
の側にシフトし、第一ピークの高さは増加した。これらの構造データの体積依存性を他の金属や膨張した流体のものと比較する。
大和田 謙
Spectrochimica Acta, Part A, 53(4), p.501 - 507, 1997/00
Arレーザーの10本の励起線を用いて、ジメチルスルホキシドに溶解した三硝酸ウラニル錯塩(RbUO
(NO
)
)の共鳴ラマンスペクトルを室温で測定した。レーザー誘起線の波長変化に対し、834cm
に観測されたウラニル対称伸縮振動の比較強度をプロットして、共鳴ラマン効果の励起プロフィールを得ることができた。この励起プロフィールは、電子吸収スペクトルの振電構造に類似しているが、完全には重ならないことがわかった。ウラニル錯塩のラマン散乱構造を知るため、Hilbert変換法を応用して、共鳴電子状態の吸収スペクトルからラマン励起プロフィールの算出を試みた。その結果、ウラニル対称振動の共鳴ラマン強度は、主に、基底状態と第一励起状態の振動波動関数のFranck-Condon積分に依存することがわかった。また、non-Condon積分の影響についても簡単に考察した。
笠野 裕修*; 増山 博行*; 下司 和男; 長谷川 勝彦*
Journal of the Physical Society of Japan, 56(2), p.831 - 832, 1987/02
被引用回数:23 パーセンタイル:97.70(Physics, Multidisciplinary)RbCoX
(X:Cl,Br)の変調構造をX線回折によって調べた。その結果、この結晶の中間相が不整合構造を示すこと、強誘電相がC-軸方向に3倍周期の超構造を示すことが明らかになった。不整合相における変調波数の温度変化を同様の相転移を示すことが知られているRb
ZuX
結晶の場合と比較して議論した。
R.A.Verrall*; Hj.Matzke*; 小川 徹; B.J.F.Palmer*
AECL-9475, p.558 - 572, 1986/00
トリア、高燃料模擬トリア、ウラニア中にヨウ素、ルビジウム、クリプトンをイオン注入した。ヨウ素の放出挙動は既に報告されているキセノンの挙動とは異なり、粒内拡散あるいは表面脱着過程に原因が考えられる。高燃焼模擬トリア中のこれらの核分裂生成物の挙動は、通常のトリア中と異ならないことが分った。ヨウ素を注入したウラニアには立方形の気泡状析出物が観察された。熱処理に伴う、同析出物のモルフォロジー変化を調べた。
下司 和男
Ferroelectrics, 64, p.97 - 106, 1985/00
RbZnCl
,Rb
ZnBr
,K
ZnCl
は、K
SeO
と同様に、基準相
不整合相
強誘電相の相転移をすることが知られている。これらの物質の相転移の機構を明らかにするため、相転移に対する静水圧の効果を~0.8GPaまでの圧力範囲にわたって調べた。基準-不整合転移温度は、Rb
ZnCl
,Rb
ZnBr
,K
ZnCl
ではいずれも圧力とともに増大する。これはK
SeO
の場合、圧力とともに減少するのと対照的であるが、K
SeO
の転移が変位型であるのに対し、他の化合物の転移が秩序-無秩序型であることを反映しているものと思われる。キューリー温度はいずれも圧力とともに減少する。Rb
ZnCl
およびRb
ZnBr
では、高次の整合相に対応するとみられる高圧誘起相が新たに見出された。
下司 和男
Japanese Journal of Applied Physics, 24(SUPPL.24-2), p.387 - 389, 1985/00
被引用回数:110 パーセンタイル:96.22(Physics, Applied)化学式AXY
をもつ化合物の中で、Sr
GeS
型構造(単斜晶,空間群:P2
/m)をもつ一群の結晶が存在するが、その相転移および誘電性の研究は非常に少ない。このグループに属するRb
ZnI
,Tl
ZnI
,Cs
HgI
の単結晶を育成し、その誘電性を液体ヘリウム温度~室温の間で調べた。Rb
ZnI
では、-211
C,-265.7
C,Tl
ZnI
では-64.5
Cにそれぞれ誘電異常を伴う相移転が新たに見出された。Cs
HgI
では4.2K以上に相転移は見られない。結晶構造および、誘電履歴曲線の観察から、Tl
ZnI
は-64.5
C以下で強誘電体となることが分った。
下司 和男
Journal of the Physical Society of Japan, 54(7), p.2401 - 2403, 1985/00
被引用回数:34 パーセンタイル:89.95(Physics, Multidisciplinary)RbCoCl
,Rb
CoBr
の単結晶を溶融物から育成し、誘電的性質を液体ヘリウム温度以上の温度領域で測定した。キューリー温度以下に、Rb
CoCl
では66K、Rb
CoBr
では95Kと65Kに新しい相転移が見出された。これらの相転移における誘電異常は、対応するRb
ZnX
結晶で見出されているものとよい対応を示す。
下司 和男
Journal of the Physical Society of Japan, 53(11), p.3850 - 3854, 1984/00
被引用回数:12 パーセンタイル:70.21(Physics, Multidisciplinary)単斜晶RbZnI
の単結晶を育成し、誘電測定によって相転移を調べた。62.4k、7.5kに相転移を示し、b-軸方向の誘電率は、62.4k以上で curie-weiss 則に従うことが分かった。62.4k以下の相で強誘電性は見出されなかった。これまでに報告した他のM
M
X
-型ヨウ化物結晶の相転移との比較を行った。
下司 和男; 小沢 国夫; 大坂 俊雄*; 巻田 泰治*
Journal of the Physical Society of Japan, 52(7), p.2538 - 2543, 1983/00
被引用回数:23 パーセンタイル:81.52(Physics, Multidisciplinary)重水素化結晶RbDPO
は、単斜晶及び正方晶の二つの結晶形をとる。これらの結晶の相転移に対する静水圧の効果を測定した。単斜晶にみられる二つの相転移点(104
C、44
C at 1 atm)は共に圧力と共に減少する。又、約0.7GPaの圧力印加によって、新しい圧力誘起相への転位が生ずることを見出した。正方晶の強誘電Curie温度は圧力と共に単調に減少する。この結果を軽水素塩RbH
PO
の場合と比較して議論を行った。
下司 和男
Journal of the Physical Society of Japan, 50(10), p.3185 - 3186, 1981/00
被引用回数:50 パーセンタイル:91.40(Physics, Multidisciplinary)RbH(SeO
)
及びその重水素化物Rb
D(SeO
)
の単結晶を育成し、C-面の誘電率を室温~4.2Kの温度領域にわたって測定した。軽水素塩Rb
H(SeO
)
の誘電率は温度降下とともに単調に増大し、4.2Kまで何らの異常を示さないのに対して、重水素塩Rb
D(SeO
)
では、92Kに誘電率の極大がみられ重水素置換による相転移が導入されたことを示す。以上のふるまいは、これまでに報告したK
H(SO
)
,Rb
H(SO
)
及びそれらの重水素化塩でみられた結果と一致しており、これらのX
H(YZ
)
-型化合物に共通の性質である。
下司 和男
Journal of the Physical Society of Japan, 48(3), p.886 - 889, 1980/00
被引用回数:120 パーセンタイル:96.41(Physics, Multidisciplinary)KH(SO
)
,Rb
H(SO
)
およびそれらの重水素置換物K
D(SO
)
,Rb
D(SO
)
の単結晶を育成し、(001)面試料について誘電率測定を、室温~4.2Kの温度範囲にわたって行った。軽水素塩では、誘電率は温度下降と共に増大するのみで、4.2Kまで相転位が存在しないのに対し、重水素置換塩では、K-塩で84K,Rb-塩で71Kに誘電異常を伴う相転位が生ずることを見出した。これまで行ってきた(NH
)
H(SO
)
,(NH
)
H(SeO
)
に対する重水素置換効果の実験結果と比較を行った。
下司 和男; 飯泉 仁
Journal of the Physical Society of Japan, 48(2), p.697 - 698, 1980/00
被引用回数:29 パーセンタイル:88.92(Physics, Multidisciplinary)中性子回折によって、RbD(SeO
)
の強誘電キューリー点の直上に存在が予想される中間相を調べた。その結果、キューリー点の上約3Kの温度範囲にわたって、不整合構造を示す中間相があることを確認した。不整合パラメーターの値は0.003程度で、これまで調べてきた(ND
)
BeF
などのそれに較べて約1桁小さい。
下司 和男; 飯泉 仁
Journal of the Physical Society of Japan, 46(2), p.697 - 698, 1979/00
被引用回数:218RbZnCl
,K
ZnCl
の(h,o,l
(1/3-
))にみられる衛星反射を中性子散乱によって調べた。不整比構造(
0)を示す相が 30
C~-81
Cの温度範囲でRb
ZnCl
に、130
C~280
Cの温度範囲でK
ZnCl
にそれぞれ見出された。この結果これらの強誘電体でも、すでに報告されているK
SeO
,Rb
ZnBr
と同様に、不整比-整比相転移によって強誘電構造が誘起されることが明らかになった。パラメーター
の温度変化を測定し、Rb
ZnBr
の結果と対照して議論した。
岩崎 又衛; 石川 二郎; 大和田 謙
Journal of Inorganic and Nuclear Chemistry, 39(12), p.2191 - 2192, 1977/12
被引用回数:2RbF・UFを400
Cで10%濃度のフッ素ガスによりフッ素化すると、次式によりRb
UF
を生成することを見出した。 2(RbF・UF
)+2F
Rb
UF
+UF
可視および近赤外線吸収スペクトルの測定の結果、Rb
UF
中のウランは六価の状態であることがわかった。また、赤外スペクトルにはF-U伸縮振動およびF-U-F変角振動に該当する強い吸収が見出された。
下司 和男; 小沢 国夫
Journal of the Physical Society of Japan, 38(2), p.459 - 462, 1975/02
被引用回数:19RbHSOとRbDSO
の強誘電Curie温度に対する静水圧の効果を高圧下における誘電率の測定から求めた。Curie温度の圧力係数はRbHSO
に対しては12.0
0.1deg kbar
,RbDSO
に対して12.7
0.2deg kbar
であった。RbHSO
では約7.5k bar以上の圧力領域で高圧誘起相が見出された。
下司 和男; 小沢 国夫; 巻田 泰治*
Japanese Journal of Applied Physics, 12(12), p.1963 - 1964, 1973/12
被引用回数:8-115Cにキューリー点をもつ間接型強誘電体RbH
(SeO
)
に対する圧力効果を約6.5kbarまでの圧力範囲で測定した。キューリー温度Tcは圧力Pに対し直線的に上昇しその勾配はdTc/dp=+5.8
0.2deg kbar
であった。dTc/dpの符号が正であることは他のアルカリ金属三水素亜セレン酸塩と異なる点であって、RbH
(SeO
)
の強誘電性に水素結合の寄与が小さいことを示している。
下司 和男; 小沢 国夫
Journal of the Physical Society of Japan, 35(4), P. 1268, 1973/04
RbHSOの強誘電性相転移に対する静水圧の効果を測定した。キューリー温度の静水圧に対する変化は約2kbarまでの圧力範囲では直線的で、その圧力係数は12.3
0.1
C kbar
であった。キューリー温度の正の圧力係数は水素結合上の水素の秩序-無秩序運動がRbHSO
の強誘電性の起因でないことを示唆している。