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高畠 容子; 柴田 淳広; 野村 和則; 佐藤 努*
Minerals (Internet), 7(12), p.247_1 - 247_13, 2017/12
被引用回数:9 パーセンタイル:44.58(Geochemistry & Geophysics)福島第一原子力発電所で発生している放射性汚染水の処理に使用されている含水チタン酸ナトリウム(SrTreat)の使用中におけるSr収着能の変化と変化の原因を明らかにするために検討を実施した。含水チタン酸ナトリウムでは99時間の模擬処理水の通水にて表面構造が変化し、Hに対する緩衝能やSr収着割合が低下した。そのため、含水チタン酸ナトリウムは使用開始初期に変性が起こり、Sr収着能が低下するため、未使用の含水チタン酸ナトリウムのSr収着能を利用して求めた使用済み含水チタン酸ナトリウムのSr含有量は、実際よりも過大量となると想定された。
田中 忠夫; 向井 雅之; 前田 敏克; 松本 潤子; 小川 弘道; Li, S.*; Wang, Z.*; Wang, J.*; Guo, Z.*; Zhao, Y.*
JAERI-Research 2002-034, 20 Pages, 2002/12
Sr(II),Np(V),Pu(IV)及び Am(III)の黄土への吸着メカニズムと吸着モデルを吸着脱離実験結果に基づき検討した。Sr及びNpの分配係数はPu及びAmより23桁小さい値であった。分配係数が小さなSr及びNpの黄土への吸着は、主にイオン交換によって支配されていた。一方、黄土に吸着した大部分のPu及びAmは、鉄やマンガンの水酸化物・酸化物や腐植物質との選択的な化学結合によって支配されていた。得られた吸着脱離実験結果に基づき、黄土中における放射性核種の移行を解析する手法を確立するため、吸着の可逆性,反応速度等を考慮した吸着モデルを提案した。
川面 澄; 小沢 国夫; 小南 思郎*; 赤坂 一之*; 波多野 博行*
Radiat.Eff., 22(4), p.267 - 275, 1974/04
JAERI-memo5587に同じ N-アセチル DL-メチオニン単結晶を低温でもしくはX線照射を行い、生じたラシカルを光学的手法及びESRによって調べた。照射直後に同定され得た化学種はイオウ原子の非結合性軌道に捕捉された正孔であり、と名付けられ、350、450及び730nmに吸収帯を持つ。は加熱もしくは光照射によってブルーシフトし、電子構造及び立体配置の少し異なる異性体であるやに変換する。450nmの光照射によってから、正孔がカルボキシル基の軌道に捕捉された'に変換し、加熱によって可逆的にに戻る。又、350もしくは730nmの光照射によってが一次反応的に消滅し、熱発光によって及びの消滅に対応するグローピークを観測した。
舘 幸男; 四辻 健治; 伊藤 剛志; 陶山 忠宏
no journal, ,
統合収着・拡散モデルが圧縮モンモリロナイト中に複数のSr化学種(2価陽イオンのSr及び中性のSrSO(aq))が共存する系へ適用された。3種類のNaSO溶液(0.05, 0.1, 0.5M)で飽和させた圧縮Na型モンモリロナイト(乾燥密度800kg/m)中において、Srの実効拡散係数及び分配係数が、透過拡散法によって取得された。実効拡散係数と分配係数のいずれも塩濃度とともに急減に減少する傾向を示した。複数化学種が共存するSrの実効拡散係数は、PHREEQCによる反応移行計算との比較に基づき、2つの化学種の存在割合とそれらの実効拡散係数を考慮した重み付け調和平均として決定された。結果として、実効拡散係数の傾向性は、複数の化学種の寄与を考慮したISDモデルによって定量的に表現できた。イオン交換反応を考慮した熱力学的収着モデルによって、分配係数の塩濃度依存性も説明可能であることを確認した。