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石井 慶信; 片野 進; 鈴木 淳市; 相澤 一也; Child, H. R.*; 森井 幸生; Fernandez-Baca, J. A.*
Journal of the Physical Society of Japan, Vol.70, Supplement A, p.453 - 455, 2001/05
原研がHFIRに設置した広角中性子回折装置(WAND)はユニークな装置であり、単結晶をフラットコーン配置で測定することができ、また、粉末試料・多結晶体の回折計として使用できる装置である。新しい中性子実験に対応するためにWAND装置を改良した。本改良の中心は検出器の改良である。検出器は3Heガスを封入した湾曲1次元位置検出器である。この検出器は624本の独立した陽極及び電子回路を持っており、約125度の広い散乱角度範囲にわたっていちどに中性子を計測することができる。新WANDの性能試験の結果、検出器の分解能は0.24度であり、陽極あたりの最大中性子計数速度は2.010
count/secであることなどがわかった。
Fernandez-Baca, J. A.*; Dai, P.*; 若林 信義*; Plummer, E. W.*; 片野 進; 富岡 泰秀*; 十倉 好紀*
Journal of the Physical Society of Japan, Vol.70, Supplement A, p.85 - 87, 2001/00
ORNLに設置された広角中性子回折装置WANDを使って、巨大磁気抵抗効果を示す強磁性のマンガン酸化物、(Pr,Ca)MnOと(La,Ca)MnO
の格子歪みにおける相関を調べた。歪みの場の相関長、格子との不整合性及びその方向の濃度依存性から、格子歪みの発達が系の伝導性(電気抵抗)を著しく低下させることが明らかになった。
片野 進; 石井 慶信; 森井 幸生; H.R.Child*; Fernandez-Baca, J. A.*
Physica B; Condensed Matter, 241-243, p.198 - 200, 1998/00
被引用回数:13 パーセンタイル:62.45(Physics, Condensed Matter)広角中性子回折装置(WAND)は、中性子散乱に関する日米科学技術協力に基づいて、ORNLのHFIR炉に設置されている。現在この装置の高性能化が進んでおり、新しい湾曲型一次元検出器の開発がその中心になっている。この検出器はHeガスを利用した多芯型カウンターで、これまでにない高い計数率が達成できるように設計されている。この検出器の小型試作器は、ORDELA社によって製作されたが、性能検査の結果、計数率、一様性、分解能などの点で、設計目標を充分満足していることが示された。この高性能化は1997年末までに完了する予定である。
若林 信義*; R.M.Nicklow*; 片野 進; 石井 慶信; H.R.Child*; H.G.Smith*; Fernandez-Baca, J. A.*
Physica B; Condensed Matter, 241-243, p.320 - 322, 1998/00
被引用回数:0 パーセンタイル:0.00(Physics, Condensed Matter)中性子回折実験における単結晶の熱散漫散乱強度を計算するプログラムを開発した。格子振動の振動数は、弾性定数を用いて近似した。計算結果は、オークリッジ国立研究所に設置されている広角中性子回折装置(WAND)で得られたSi、ダイヤモンド、NiAl合金等の単結晶の実験結果と比較し、非常に良い一致を示した。
森井 幸生
新しい粉末回折法, 0, p.109 - 126, 1992/00
JRR-3Mに設置した高分解能中性子粉末回折装置(HRPD)の性能や最近の研究例を紹介しながら、中性子回折の特徴や利点についてX線回折やパルス中性子回折法と比較しながら詳述した。またオークリッジ国立研HFIRに設置した広角中性子回折装置(WAND)を使った相転移や相分離の時間発展の研究についても紹介した。さらにこれらの中性子回折装置の利用方法について説明を行った。
森井 幸生
日本結晶学会誌, 34(2), p.62 - 69, 1992/00
JAERI-JRR3に新しく設置した高分解能粉末回折装置(HRPD)と、ORNL-HFIRの広角中性子回折装置(WAND)について、その構成、性能、実験例を述べて、中性子粉末回折の特徴を解説した。HRPDでは極細コリメータシステムにより回折ピークの分解能を0.2%まで上げたために、複雑な構造や磁気構造、大きな単位セルをもつ構造を持つ物質の構造研究が進んでおり、その一例としてLaNiO
について述る。WANDでは、広い回折角にわたって同時に回折パターンを得ることが可能で、相転位の時間発展の様子を直接測定することができる。