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論文

アミドキシム型キレート繊維の合成とその有害重金属除去性能

片貝 秋雄; 玉田 正男; 永本 浩之*; 小野 佐由理*; 宮川 博*

JAEA-Review 2006-042, JAEA Takasaki Annual Report 2005, P. 49, 2007/02

アミドキシム基を有するキレート繊維の放射線グラフト重合法による経済的な合成法と得られたキレート繊維の重金属除去性能を亜鉛,カドミウム、又は鉛を含むモデル汚染水を用いて検討した。モノマー溶液として用いるアクリロニトリル溶液を5回繰り返し使用した結果、初回のグラフト率(180%)の90%を維持していた。このことからモノマー溶液の繰り返し使用によるキレート繊維の製造コスト低減化に見通しが得られた。キレート繊維の吸着性能は市販のキレート樹脂(0.33mmol/g-ad)に比べ、3.6倍と高い吸着容量を示した。汚染土壌の洗浄水から鉛イオンを除去する試験をバッチ法で行った。鉛イオンの残存量は撹拌開始30分で環境基準(0.01mg/L)以下までに低下し、本キレート繊維が低濃度で高度な処理が必要な重金属汚染水の浄化材料として適していることが明らかになった。

論文

Spectroscopic properties of Yb doped YLF grown by a vertical Bridgman method

杉山 僚; 桂山 政道*; 安斎 裕*; 坪井 泰住*

Journal of Alloys and Compounds, 408-412, p.780 - 783, 2006/02

 被引用回数:24 パーセンタイル:75.32(Chemistry, Physical)

垂直型ブリッジマン結晶育成法により、Ybイオンを5$$sim$$64at.%ドープしたYLFフッ化物レーザー結晶を育成した。結晶原料のYbF$$_{3}$$及びYF$$_{3}$$に含まれているYOFが白濁の原因となるため、PbF$$_{2}$$を用いた育成前の原料処理によって解決した。吸収並びに発光測定における偏光特性に基づく結晶場解析により、Yb:YLF結晶の$$^{2}$$F$$_{7/2}$$及び$$^{2}$$F$$_{5/2}$$準位内のマニホールドの7つのエネルギー準位を求めた。Yb:YLF結晶の持つ広くかつ複雑なスペクトルは、4f電子による電子遷移と結晶の格子振動との間の強いカップリングによって生じたものと結論できる。

論文

放射線グラフト重合時のモノマー繰返し使用によるキレート繊維の作製

片貝 秋雄; 玉田 正男; 永本 浩之*; 宮川 博*

日本イオン交換学会誌, 16(2), p.122 - 126, 2005/05

アクリロニトリルとメタクリル酸との放射線共グラフト重合法及びグラフト鎖中のシアノ基のアミドキシム基への変換によって、キレート形成基としてアミドキシム基を持つキレート繊維を作製した。放射線共グラフト重合法でのモノマーを繰り返し使用して、グラフト鎖の組成及び重金属イオン吸着容量に及ぼす効果を調べた。共グラフト重合で生じるホモポリマーの量が0.15g/Lと無視できるほど少ないために、4回モノマーを繰り返し使用しても共グラフト率の低下は初回の170%に比べて10%程度であった。アミドキシム基密度,亜鉛及びカドミウムの吸着容量への影響は小さかった。4回モノマーを繰り返し使用することにより、50%コストダウンすることができた。

報告書

西南・中部日本外帯古第三紀堆積岩の深部地質環境データ(地下水)

新宮 和喜*

JNC TJ7440 2005-040, 82 Pages, 1998/03

JNC-TJ7440-2005-040.pdf:5.39MB

本報告書は、地層処分システムの性能評価と概念設計に資する地質環境モデルデータセットの整備を目的として、西南・中部日本外帯古第三紀堆積岩の地下水データを取りまとめたものである。

報告書

レーザー光学結晶の育成に関する研究; 1, 装置製作及び基礎試験(共同研究)

杉山 僚; 安斎 裕*; 桂山 政道*; 山崎 貴史*; 山岸 喜代志*; 貴家 恒男; 有澤 孝; 宅間 宏*

JAERI-Tech 97-049, 50 Pages, 1997/10

JAERI-Tech-97-049.pdf:2.7MB

テーブルトップサイズの極短パルスペタワット級超高出力レーザーは、光量子科学研究の推進に不可欠なレーザーシステムである。このレーザー光を高い効率で安定に発振させるためには、発振媒体のレーザー光学結晶が有する特性を最大限に利用することが必須である。このことから、我々は高品位レーザー結晶の育成法について三井金属鉱業と共同研究を行っている。本報告は、3つの異なる育成装置を用いて4つの光学結晶を試作したので、育成手法の改善、装置の動作特性について記す。

報告書

活断層帯での坑道を利用した調査研究

not registered

PNC TJ1174 97-001, 586 Pages, 1997/02

PNC-TJ1174-97-001.pdf:25.79MB

本調査研究は、地下空間を利用した地震関連の総合研究である陸域地下構造フロンティア研究として行ったものであり、地下の調査坑道を利用して活断層周辺岩盤の地殻応力や地下水特性、破砕物質の特性などの調査により、内陸地震(活断層)の発生の場の地質条件を調査・解析するために以下の調査を実施した。1.地質構造の調査1)時間領域電磁探査2)微小地震観測2.活断層周辺の水理特性の調査1)既存孔の水理特性の調査2)調査孔掘削中の間隙水圧、流量測定3)調査孔の間隙水圧の長期観測3.活断層周辺の力学特性の調査1)ボーリング岩芯調査2)ボーリング孔調査(物理検層、ボアホールスキャナー観測)3)地殻応力測定(二面破砕法による応力測定、断層物性推定モデルの作成、応力測定基礎試験用岩石の切り出し)今回実施した上記の調査結果は、活断層発生の場の地質条件を調査・解消するための一資料となるが、今回の調査結果だけでは、場所、時間においてもスポット的な調査であるため、活断層発生の場の地質条件を完全に把握することは難しい。すなわち、活断層の発生の場の地質条件を把握するためには、今後茂住祐延断層近傍のボーリング孔において、より多く、より深い測点等で多様な調査を行い、それらの結果を総合的に解析する必要があると考えられる。

報告書

西南・中部日本外帯古第三紀堆積岩の深部地質環境データ

新宮 和喜*

JNC TJ7440 2005-006, 302 Pages, 1996/06

JNC-TJ7440-2005-006.pdf:17.56MB

本資料は、地層処分システムの性能評価と概念設計に資する地質環境モデルデータセットの整備を目的とし、西南・中部日本外帯第三紀堆積岩を対象とした深部地質環境調査結果をとりまとめたものである。本資料は、担当者名をマスキングしたものである。

報告書

GA地区新第三紀堆積岩の深部地質環境データ(PLMT法)

橋本 守男*

JNC TJ7440 2005-012, 124 Pages, 1992/03

JNC-TJ7440-2005-012.pdf:10.6MB

本資料は既存の鉱床探査資料の中から北海道における地表物理探査(PLMT法)のデータを取りまとめたものである。本資料は、担当者名をマスキングしたものである。

報告書

西南・中部日本外帯古第三紀堆積岩の深部地質環境データ(PLMT法)

橋本 守男*

JNC TJ7440 2005-011, 107 Pages, 1992/03

JNC-TJ7440-2005-011.pdf:6.84MB

本資料は現存の鉱床探査資料の中から静岡県における地表物理探査(PLMT法)のデータを取りまとめたものである。本資料は、担当者名をマスキングしたものである。

報告書

西南日本非グリーンタフ地域新第三紀花崗岩類の深部地質環境データ(地下水)の購入

安達 正畝*

JNC TJ7440 2005-035, 43 Pages, 1991/08

JNC-TJ7440-2005-035.pdf:2.14MB

本資料は既存の鉱床探査資料の中から、鹿児島県における深度325.0mの試錐孔内で採取された地下水を分析し、そのデータをとりまとめたものである。本資料は、担当者名をマスキングしたものである。

報告書

西南日本非グリーンタフ地域花崗岩類の地質環境モデルデータセット整備のための深部地質環境データ

橋本 守男*

JNC TJ7440 2005-018, 311 Pages, 1990/06

JNC-TJ7440-2005-018.pdf:31.39MB

本資料は既存の鉱床探査資料の中から、鹿児島県に掘削された深度325.0mの試錐データをとりまとめたものである。本資料は、担当者名をマスキングしたものである。

報告書

FC地区における深部地質環境データ -地表物理探査データ(PLMT法)-

大坪 勉*

JNC TJ7440 2005-015, 82 Pages, 1989/03

JNC-TJ7440-2005-015.pdf:22.28MB

本資料は、既存の鉱床探査資料の中から千葉県における物理探査(PLMT法)のデータをとりまとめたものである。

報告書

EF地区における深部地質環境調査資料-地表物理探査(CSAMT法)-

橋本 守男*

JNC TJ7440 2004-004, 141 Pages, 1988/02

JNC-TJ7440-2004-004.pdf:9.71MB

本資料は、既存の鉱床探査資料の中から、地表地質調査及び地表物理探査(CSAMT法)のデータ解析結果をとりまとめたものである。対象地区は鹿児島県南部にあたる。(契約先会社名および担当者名はマスキングする。)

報告書

電池材料の混合体カラムによる放射性ルテニウムの除去方法の開発

本木 良蔵

JAERI-M 84-153, 26 Pages, 1984/09

JAERI-M-84-153.pdf:0.99MB

硝酸廃液中では$$^{1}$$$$^{0}$$$$^{6}$$Ruは多くの溶存種で存在し化学的方法による安全な除去は困難であって、再処理廃液の処理では最も問題となる核種の一つである。$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{5}$$U(n,f)反応を利用した$$^{9}$$$$^{9}$$Mo製造廃液と高レベル再処理廃液を群分離した群分離工程液を用いて$$^{1}$$$$^{0}$$$$^{6}$$Ruの除去方法の開発を行った。ここで新たに開発した除去方法は電池材料を混入したカラム法である。代表的なカラムは亜鉛-活性炭カラム、亜鉛・パラジウム-活性炭カラム、亜鉛-減極材・活性炭カラム等である。この電池材料カラム法では廃液に含まれる全溶存種に対し10$$^{4}$$、除去が困難とされている$$^{1}$$$$^{0}$$$$^{6}$$Ru溶存種に対し、10$$^{2}$$の除染係数が得られた。さらにこのカラムは$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{9}$$Pu、U、$$^{1}$$$$^{4}$$$$^{4}$$Ce、$$^{1}$$$$^{2}$$$$^{5}$$Sb等に対しても優れた除去効果を有する。

報告書

$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{5}$$U(n,f)$$^{9}$$$$^{9}$$Mo製造廃液の処理技術-I; 高放射性有機廃液の処理技術

出雲 三四六; 本木 良蔵; 小野間 克行; 本石 章司; 井口 明; 川上 泰; 鈴木 恭平; 中村 治人; 佐藤 淳和*

JAERI-M 84-024, 27 Pages, 1984/02

JAERI-M-84-024.pdf:0.95MB

$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{5}$$U(n,f)法による$$^{9}$$$$^{9}$$Moの製造によって発生した有機廃液(15v/oD2EHPA-四塩化炭素)を処理するための技術開発を行った。有機廃液中に含まれる$$alpha$$放射体のウラン、プルトニウム、$$gamma$$放射体の$$^{9}$$$$^{5}$$Zr-$$^{9}$$$$^{5}$$Nbを炭酸ナトリウムで抽出する。この際、二相の分離を促進するため少量のエチル・アルコールを添加すると$$alpha$$放射能、$$^{9}$$$$^{5}$$Zr-$$^{9}$$$$^{5}$$Nbとも2$$times$$10$$^{3}$$の高い除染係数が得られることを見い出した。抽出した炭酸ナトリウム中の$$alpha$$放射体と$$^{9}$$$$^{5}$$Zr-$$^{9}$$$$^{5}$$Nbを沈澱として処理するため、炭酸塩を硝酸塩に変換ののちNaOH、NH$$_{4}$$OH、Mg(OH)$$_{2}$$、およびCa(OH)$$_{2}$$を加えて沈澱生成、濾過した場合と、炭酸塩にCa(OH)$$_{2}$$を直接加えて沈澱生成、濾過した場合を比較した。その結果、後者の方法による沈澱の濾過性が良好で、かつ除染係数も$$alpha$$放射能で5$$times$$10$$^{2}$$~1$$times$$10$$^{3}$$$$^{9}$$$$^{5}$$Zr-$$^{9}$$$$^{5}$$Nbと高い値が得られた。処理後の有機廃液はD2EHPAと四塩化炭素に蒸留分離し、D2EHPAは焼却または固化処分のため一時保管した。

報告書

$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{5}$$U(n・f)$$^{9}$$$$^{9}$$Mo製造廃液の処理技術,II; 中レベル廃液処理結果

出雲 三四六; 本木 良蔵; 小野間 克行; 本石 章司; 井口 明; 川上 泰; 鈴木 恭平; 佐藤 淳和*

JAERI-M 83-197, 32 Pages, 1983/11

JAERI-M-83-197.pdf:1.26MB

製造部では$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{5}$$U(n、f)$$^{9}$$$$^{9}$$Mo製造により発生した廃液処理の技術開発を行なっている。本報告は、中レベル廃液の処理法、実施につき結果を述べる。処理方法としては電解-炉過程でU、$$^{2}$$$$^{3}$$$$^{9}$$Pu、$$^{1}$$$$^{4}$$$$^{4}$$Ceを除去、次にゼオライトカラムで$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csを除去したのちオルトチタン酸カラムで$$^{9}$$$$^{0}$$Srを除去する。これらの工程を経た廃液には$$^{1}$$$$^{0}$$$$^{6}$$Ruのみが残る。$$^{1}$$$$^{0}$$$$^{6}$$Ruの除去に関しては再処理工場で発生する廃液処理の観点から重要視されている。そこで$$^{1}$$$$^{0}$$$$^{6}$$Ru除去のためすでに我々が開発した亜鉛粉と活性炭を混合したカラムを多量の廃液処理に応用した。30l/回の処理能力を有する装置で合計22回の処理を実施し、保有している中レベル廃液全量を処分するとともにこの方法による処理性能を測定した。その結果、全工程の各回の平均DFは$$alpha$$放射能:7$$times$$10$$^{2}$$$$beta$$放射能:4.6$$times$$10$$^{3}$$$$^{1}$$$$^{4}$$$$^{4}$$Ce:$$>$$10$$^{5}$$ $$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Cs;2.8$$times$$10$$^{3}$$$$^{1}$$$$^{0}$$$$^{6}$$Ru:8.4$$times$$10$$^{2}$$がそれぞれ得られた。

報告書

群分離法の開発:無機イオン交換体カラム法による$$^{9}$$$$^{0}$$Sr及び$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csを含む廃液の処理法の開発

久保田 益充; 山口 五十夫; 中村 治人; 岡田 賢造; 水野 文夫*; 佐藤 淳和*

JAERI-M 82-144, 17 Pages, 1982/10

JAERI-M-82-144.pdf:0.84MB

高レベル廃液中に含まれる$$^{9}$$$$^{0}$$Srおよび$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csを無機イオン交換体に吸着して廃液から分離して固化する方法について三井金属鉱業(株)と共同研究を進めている。56年度は群分離処理から生ずる二次廃液の処理法として、チタン酸-ゼオライト混合無機イオン交換体力ラム法を活用する方法の検討、および、チタン酸吸着体の焼結固化に関する基礎研究を行った。前者においては原研の再処理試験廃液約10lを処理し、$$^{9}$$$$^{0}$$Sr及び$$^{1}$$$$^{3}$$$$^{7}$$Csのいずれについても10$$^{5}$$以上という高い除染係数が得られ、群分離二次廃液の処理の見通しを得た。後者においてはSrを吸着したチタン酸のX線解析、熱分析により焼結時の物質変化を明らかにした。

口頭

アミドキシム型キレート繊維の有害重金属の除去性能

片貝 秋雄; 玉田 正男; 永本 浩之*; 小野 佐由理*; 宮川 博*

no journal, , 

工場排水や鉱山廃水などの重金属汚染水から有害重金属を除去する方法として、一般的には消石灰による中和凝集沈殿法が用いられている。この方法では排水基準や環境基準に近い低濃度の有害重金属を処理する場合、除去処理効率の低下によりイオン交換樹脂やキレート樹脂を用いた2次処理が必要になる。本研究では、放射線グラフト重合によって作製したアミドキシム型キレート繊維(5.6mmol/g-ad)について重金属汚染水からの亜鉛(Zn),カドミウム(Cd),鉛(Pb)などの重金属除去性能について検討した。キレート繊維を詰めたカラムに汚染地下水(Cd0.025mg/L)6Lを空間速度50の流速で流し、流出液中のCd濃度を測定した。その結果、Cdの濃度は環境基準(0.01mg/L)以下に除去することができた。また、Znも同様に除去することができた。鉛に汚染された土壌を洗浄処理して得られた廃液800mL(0.18mg/L)にキレート繊維を入れ、攪拌吸着による残存Pb量の経時変化を調べた。その結果、Pbの残存量は、攪拌開始30分で環境基準(0.01mg/L)以下までに低下することが明らかになり、本キレート繊維が低濃度の重金属汚染水の浄化材料として適していることが認められた。

口頭

アミドキシム型キレート繊維の合成とその有害重金属除去性能

片貝 秋雄; 玉田 正男; 永本 浩之*; 小野 佐由理*; 宮川 博*

no journal, , 

工場排水や鉱山廃水などの重金属汚染水から有害重金属を除去する新しい浄化方法として、放射線グラフト重合により合成したキレート繊維を用いた重金属除去法が注目されている。本研究では、アミドキシム基をキレート形成基として有するキレート繊維の放射線グラフト重合による経済的な合成法と得られたキレート繊維(5.6mmol/g-ad)の重金属汚染水からの鉛(Pb)などの除去性能について検討した。モノマー溶液の繰り返し使用回数とグラフト率との関係について検討した結果、グラフト率は5回使用時で初回のグラフト率の90%を維持、そしてグラフト鎖のアクリロニトリル/メタクリル酸組成比,重金属吸着性能への影響もないことから、モノマー溶液の繰り返し使用によるキレート繊維の製造コスト低減化に見通しが得られた。汚染土壌の浄化処理液からのPbの除去試験を行った。洗浄処理廃液(0.18mg/L)にキレート繊維を入れ、攪拌吸着による残存Pb量の時間変化を調べた。Pbの残存量は、攪拌開始30分で環境基準(0.01mg/L)以下までに低下することが明らかになり、本キレート繊維が低濃度で高度な処理が必要な重金属汚染水の浄化材料として適していることが認められた。

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