Direct and alternating magnon spin currents across a junction interface irradiated by linearly polarized laser

仲田 光樹; 大沼 悠一*

Physical Review B, 105(14), p.144436_1 - 144436_7, 2022/04

https://doi.org/10.1103/PhysRevB.105.144436

直線偏光レーザー照射下の磁性絶縁体接合系で創出されるマグノンスピン流の生成機構を明らかにする。

マルチレベルモデリングによる微細組織変化を考慮した高温変形解析法の開発

相澤 龍彦*

JNC TY9400 2003-006, 481 Pages, 2003/05

JNC-TY9400-2003-006.pdf:2.27MB

原子力構造・機器の安全性、特に長期間にわたる安全保障を説明するための高信頼性・統一的評価手法開発の第一段階として、均質化法に基礎を置くマルチレベルモデリングによる実材料組織を考慮・記述した高温変形、損傷現象評価手法を開発した。この手法の特徴は以下の5点にまとめられる。 (1)階層化:試験片・部材レベルの高温変形と材料組織レベルの高温変形・破壊とを独立して解析することで、材料固有の構成関係および高温破壊マイクロメカニクスのみでマクロな損傷も評価できる。 (2)連成化:階層化の各レベルにおいて、変形場-温度場-拡散場の相互作用を考慮することが可能となる。 (3)実組織モデル:組織写真から画像処理-自動要素分割機能を併用することで、多相の物質の連続体力学挙動を記述できる。特にボイド発生なども適切に取り扱うことが可能となった。 (4)高温破壊マイクロメカニクス:従来のマイクロメカニクスと異なり、ボイド生成・ボイド合体・クラック形成を直接取り扱うことで、無損傷の材料から破断直前の材料までを表現することができるようになった。 (5)試験片・部材損傷:材料組織上の力学量から、均質化した力学特性を解析し、損傷を受けた組織の損傷度を推定することができた。 これらの特徴により、これまで全くといってよいほど利用されてこなかった材料組織データと、試験片レベルでの実験データならびに部材レベルでの実験データとを結合することが可能となった。