Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
木村 明博; Awaludin, R.*; 椎名 孝行*; 棚瀬 正和*; 河内 幸正*; Gunawan, A. H.*; Lubis, H.*; Sriyono*; 太田 朗生*; 源河 次雄; et al.
Proceedings of 3rd Asian Symposium on Material Testing Reactors (ASMTR 2013), p.109 - 115, 2013/11
Tcは、Moの核変換によって生成される。Mo製造は、現在、高濃縮ウランによる核分裂法(以下、「(n,f)法」という)で行なわれており、世界の供給量の約95%を生産している。しかし、近年、原子炉の老朽化や輸送障害という問題のために安定供給が困難となるとともに、核不拡散、廃棄物管理等の問題がある。最近、(n,)法によるMo製造が注目されているが、(n,f)法に比べて比放射能が低いという欠点がある。このため、Mo/Tc溶液からTcを溶媒抽出により取出し、さらにアルミナ・カラムを用いてTcを濃縮する方法を開発した。本研究では、インドネシアにあるSGR-GAS炉による照射で生成した1CiのMoを用いて、開発した方法によりTcの抽出特性を調べた。この結果、Tcの回収率は約70%得られた。Tc抽出液のTc放射能は約30GBq/mlを達成した。また、抽出液中のMoの不純物は4.010%未満、放射化学的純度は99.2%以上であり、目標値を満足した。
木村 明博; Awaludin, R.*; 椎名 孝行*; 棚瀬 正和*; 河内 幸正*; Gunawan, A. H.*; Lubis, H.*; Sriyono*; 太田 朗生*; 源河 次雄; et al.
Proceedings of 6th International Symposium on Material Testing Reactors (ISMTR-6) (Internet), 7 Pages, 2013/10
特願 2011-173260 公報医療診断用RIとして使用されるTcは、Moを唯一の親核種として生成される。国内で使用しているMoは、全量海外からの輸入に依存している。そのため国産化による安定供給のための研究開発を行っている。本研究は、溶媒抽出とカラムクロマトグラフィを組合せた、MEKにより抽出したTcをアルミナカラムに吸着させ、分離回収する方法を選定し、Tc製造のための試験を行った。本試験では、インドネシア原子力庁のMPR-30においてMoOを5日間で照射し、得られたMoのうちの約37GBq及び150gのMoOを用いた。その結果、収率約70%、放射能濃度約30GBq/mlのTc製品を得ることができると評価すると共に、Tc溶液中に含まれる不純物としてのMoは4.410%であった。また、抽出したTc溶液は放射化学純度が99.2%であり、日本の放薬基準である95%を満足した。
河村 弘
no journal, ,
日本におけるMo国産化は、国民の健康維持、すなわち「健康の安全保障」、かつ核不拡散及びテロの脅威低減、すなわち「国家の安全保障」に重点をおいて進めており、JMTRを用いた(n,)法によるMo製造の技術開発を開始した。本発表では、3か年計画の1年目として、「照射ターゲットの開発」、「Mo/Tcの分離・抽出・濃縮法の開発」及び「Tc製剤化の確立」について実施し、得られた研究成果を報告する。
西方 香緒里; 木村 明博; 椎名 孝行*; 山本 朝樹*; 石田 卓也; 太田 朗生*; 棚瀬 正和*; 竹内 宣博*; 森川 康昌*; 小林 正明*; et al.
no journal, ,
材料試験炉JMTR再稼働後における産業利用拡大の一環として、Uを原料としない(n,)法によるMo製造方法に関する技術開発を進めている。本発表は、研究の一環として行った、京都大学研究用原子炉KURにて照射したMoOペレットを用いたMo/Tc製造予備試験に関するものである。予備試験の結果より、低照射量では高密度ペレットへの照射による影響はほとんどないこと、Tc回収時に酸性アルミナカラムをエンドトキシンフリー水で洗浄することにより、各不純物が低減することなどがわかった。一方、Tc回収率が目標値より低い値であること、回収溶液の浸透圧比が低いことなどから、回収操作の改善が必要であることを明らかとした。
木村 明博; 西方 香緒里; 土谷 邦彦; 石原 正博
棚瀬 正和*; 藤崎 三郎*; 太田 朗生*
【課題】これまでの時間当たりに製造される99mTc溶液の量及び濃度を格段に超え、実用に供することができる、高濃度かつ高放射能をもつ99mTc溶液を得るための製造方法を提供すること。 【解決手段】99MoO3ペレットとアルカリ溶液を撹拌して、99MoO3をアルカリ溶液に溶解させ、溶解した99Moに比較的少量のMEKを供給し、撹拌することにより、99Moから生成する 99mTcを抽出した後、99mTc含有MEK相と水相に分離させ、分離した99mTc含有MEK相を、塩基性アルミナカラムを介して精製し、次いで酸性アルミナカラムにおいて99mTc含有ケトンMEKから99mTcを酸性アルミナカラムに吸着濃縮させ、比較的少量の生理食塩水を用いて酸性アルミナカラムから溶離する。