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Mutation in recR gene of Deinococcus radiodurans and possible in volvement of its product in the repair of DNA interstrand cross-links

デイノコッカス・ラジオデュランスのrecR遺伝子における変異とDNA鎖間架橋の修復における遺伝子産物のかかわり

北山 滋*; 鳴海 一成; 菊地 正博; 渡辺 宏

Kitayama, Shigeru*; Narumi, Issei; Kikuchi, Masahiro; Watanabe, Hiroshi

放射線抵抗性細菌デイノコッカス・ラジオデュランスのDNA損傷修復欠損変異株KH5861は、DNA2本鎖間を架橋するマイトマイシンCに感受性を示す。野生株ゲノムライブラリーの中から、この変異株をマイトマイシンC抵抗性に復帰させることのできるDNA断片を解析したところ、大腸菌などで既に知られているDNA修復蛋白質遺伝子recRが見つかった。この遺伝子が存在することは、recAが関与する組換え修復経路のほかに、recFORが関与するもう1つの組換え経路も、放射線抵抗性細菌で機能していることを示唆している。変異株KH5861のrecR遺伝子は、野生株の遺伝子と比べて1塩基が異なっており、この塩基置換によって、変異株では、正常のRecR蛋白質よりも長さの短い変異蛋白質が生産されていると考えられた。これらの解析結果から、放射線抵抗性細菌におけるDNA2本鎖間架橋型損傷の修復に、RecR蛋白質が重要な役割を果たしていることが明らかとなった。

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