CSモデル・コイルとCSインサートコイルのAE計測

Acoustic emission in ITER CS model coil and CS insert coil

二ノ宮 晃*; 新井 和昭*; 高野 克敏*; 中嶋 秀夫; Michael, P.*; Martovetsky, N.*; 高橋 良和; 加藤 崇; 石郷岡 猛*; 海保 勝之*; 辻 博史; CSモデル・コイル実験グループ

Ninomiya, Akira*; Arai, Kazuaki*; Takano, Katsutoshi*; Nakajima, Hideo; Michael, P.*; Martovetsky, N.*; Takahashi, Yoshikazu; Kato, Takashi; Ishigooka, Takeshi*; Kaiho, Katsuyuki*; Tsuji, Hiroshi; CS Model Coil Test Group

原研は、中心ソレノイド・モデル・コイルを用いた国際共同試験により、国際熱核融合炉(ITER: International Thermonuclear Experimental Reactor)の超伝導コイルに要求される特性(13T,46kA)の実証に成功した。本論文では、この実証試験で測定したAE信号を解析し、励磁過程及びトレーニング過程においてコイル各部に発生したAE信号相互の関係を明らかにした。また、10,000回の繰り返し通電試験を行った際に発生したAE特性の推移について検討し、3000から4000サイクルの間に他の領域には明らかに異なる特性を見いだし、コイルまたはコイル近傍でAE特性を変化させる事象が発生した可能性を示し、AE計測によるコイル健全性診断が可能であるという結論を得た。

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