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Formation and sustainment of current hole in JT-60U

JT-60Uにおける電流ホールの形成と維持

藤田 隆明; 三浦 幸俊; 鈴木 隆博; 井手 俊介; 竹永 秀信; 及川 聡洋; Chankin, A. V.; 坂本 宜照; 小出 芳彦; 波多江 仰紀; 内藤 磨; 諫山 明彦; 鎌田 裕; 濱松 清隆; 白井 浩; 林 伸彦

Fujita, Takaaki; Miura, Yukitoshi; Suzuki, Takahiro; Ide, Shunsuke; Takenaga, Hidenobu; Oikawa, Toshihiro; Chankin, A. V.; Sakamoto, Yoshiteru; Koide, Yoshihiko; Hatae, Takaki; Naito, Osamu; Isayama, Akihiko; Kamada, Yutaka; Hamamatsu, Kiyotaka; Shirai, Hiroshi; Hayashi, Nobuhiko

JT-60Uにおいて、モーショナルシュタルク効果(MSE)計測の測定精度の向上及び平衡コードの改良により、負磁気シアプラズマの中心部に電流がほとんど流れていない領域(「電流ホール」)が数秒間安定に存在することを明らかにした。電流ホールの半径はプラズマ半径の40%に及ぶ。これは従来必要と考えられていた磁気軸上電流がなくても安定にトカマクを運転できる可能性を示すものである。電流ホールは中心を外れた非誘導電流の増大によって形成される。興味深いのは、中心部で電流が負となる例が観測されていないことである。また、電流ホール内において、中性粒子ビームや電子サイクロトロン波による電流駆動を行った場合でも、中心部に電流が発生しない。このような電流ホールの硬直性は、それを維持する何らかの機構が働いていることを示唆している。

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