黒ボク心土を用いた異なる施肥リンレベル下でのダイズの生育と根粒活性に及ぼすVA菌根菌接種の影響

Effect of glomus etunicatum on soybean (glycine max merr.) growth, nitrogen and phosphorus nutrition and soybean nodule activities under different phosphorus application levels in an andosol subsoil

佐藤 喬*; 久米 民和; 平田 熙*

not registered; Kume, Tamikazu; not registered

VA菌根菌(Vesicular-Arbuscular Mycorshizal Fungi,VAMF)の感染によるダイズの生育と根粒活性の反応を、線殺菌処理(15kGy)した黒ボク土の施肥リンレベルを変えて検討した。生育、リン・窒素吸収、根粒活性(アセチレン還元活性)及び固定窒素に対するVAMF感染効果は、低リンレベルほどかつ生育初期ほど高かった。結実期の生育とくに根粒重の増加や、莢実・根粒へのリン・窒素の集積が、VAMFの感染により高まった。遮光処理下でのVAMF感染効果について、播種後25日目(開花前)から約50%遮光下で検討した結果、結実期の生育とリン吸収、固定窒素などが顕著に高まり、特に莢実と根粒内リン濃度の増大にVAMF感染が効果的であった。

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