居住環境における放射線場の特性,I; 東京周辺の線及び宇宙線線量率分布とその特徴

The Characteristics of radiation field in living environment, I; The distribution of gamma and cosmic ray exposure rate in Tokyo and its characteristics

長岡 鋭; 坂本 隆一; 堤 正博; 斎藤 公明  ; 森内 茂

Nagaoka, Toshi; Sakamoto, Ryuichi; Tsutsumi, Masahiro; Saito, Kimiaki; Moriuchi, Shigeru

居住環境における線及び宇宙線線量率分布の特徴を明らかにするため、代表的人工環境である東京都周辺においてバックグラウンド調査を行った。調査には携帯型線量測定器を用い、歩行測定や電車内測定を含む実際の生活圏内での被曝形態を反映した測定調査を行った。今回の結果から、線は放射能濃度の違い、線源及び遮蔽ジオメトリーの変化など人工環境に起因する線量率変動が大きいこと、宇宙線は地下やビル内で土、建材等の上部遮蔽物による減衰が顕著であることが確認された。また、これらの実測データから環境放射線の主な変動要因とその程度について考察した。

no abstracts in English