Observation of limiter H mode in the JT-60 tokamak with lower hybrid current drive
JT-60トカマクにおける低域混成波電流駆動によるリミタHモードの観測
辻 俊二; 牛草 健吉; 池田 佳隆; 今井 剛; 伊丹 潔; 根本 正博; 永島 圭介; 小出 芳彦; 河野 康則; 福田 武司; 近藤 貴; 嶋田 道也; 中村 博雄; 内藤 磨; 吉田 英俊; 西谷 健夫; 久保 博孝; 飛田 健次; 草間 義紀; 石田 真一
Tsuji, Shunji; Ushigusa, Kenkichi; Ikeda, Yoshitaka; Imai, Tsuyoshi; Itami, Kiyoshi; Nemoto, Masahiro; Nagashima, Keisuke; Koide, Yoshihiko; Kawano, Yasunori; Fukuda, Takeshi; Kondoh, Takashi; Shimada, Michiya; Nakamura, Hiroo; Naito, Osamu; Yoshida, Hidetoshi; Nishitani, Takeo; Kubo, Hirotaka; Tobita, Kenji; Kusama, Yoshinori; Ishida, Shinichi
トカマクのリミタ放電において、低域混成波電流駆動によるHモードが世界で初めて実現された。1.74+2.23GHzや1.74+2.0GHzのように、2つの異なる周波数で高周波パワーを加えるのが、Hモード達成に効果的である。水素プラズマにおいて高周波パワーのしきい値は1.2MWであり、ジュール加熱パワーと同等であるくらい低い。プラズマ表面に局在化した不安定性をともなわない準定常状態が、顕著な不純物の蓄積を起こすことなく最大3.3秒間持続した。エネルギー閉じ込め時間の改善は最大30%であるが、それは粒子閉じ込め改善による電子密度上昇で大部分嫁いでいる。高周波パワーがビームイオンに吸収されるとHモードからLモードに遷移することから、低域混成波によって発生する高速電子がHモード実現に有利に働いている可能性がある。
no abstracts in English
- 登録番号 : A19890336
- 抄録集掲載番号 :
- 論文投稿番号 : 9789
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