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マトリックスの塩素化分離/誘導結合プラズマ発光分析法によるジルコニウム合金の多元素同時分析

Simultaneous multielement analysis of zirconium alloys by chlorination separation/ICP-AES

加藤 金治

Kato, Kaneharu

塩素化分離とICP-AESとを組み合わせた原子炉級Zr合金(ジルカロイ-2)の分析法を開発した。試料1gはPtボートに取られ、ガラス製反応管中において約330$$^{circ}$$Cで100ml/minのHClガスを通じることにより塩素化される。主成分であるZrはZrCl$$_{4}$$として揮散分離され、塩素化残分としてほぼ100%残留する目的元素は混酸(6M HCl3ml+濃HNO$$_{3}$$9滴+濃H$$_{2}$$SO$$_{4}$$3滴)に溶解され、濾過後蒸留水で20mlに希釈定容されて、最終的に検量線法を用いるICP-AESにより多元素同時定量される。本法の特徴は分離操作の容易なこと、多くの金属元素を定量対象にできること、検量にマトリックスマッチング操作が不要であること、試料の形状を問わないことの諸点にある。本法をJAERI及びNBSのZr合金標準試料中のFe、Ni、Cu、Co、Mn及びPbの定量に適用して良好な結果を得た。

no abstracts in English

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