Supermodulus effect in a Au/Ni superlattice studied by a diamond anvil cell and SR X-ray

ダイヤモンド・アンビル型高圧セルと放射光を用いたAu/Ni人工格子の弾性異常の研究

小西 啓之; 藤井 保彦*; 浜谷 望*; 川田 肇*; 大石 泰生*; 中山 則昭*; L.Wu*; 堂野前 等*; 新庄 輝也*; 松下 正*

Konishi, Hiroyuki; Fujii, Yasuhiko*; Hamaya, Nozomu*; not registered; not registered; not registered; L.Wu*; not registered; not registered; not registered

多くの金属人工格子において見出されている特異な硬化現象(Supermodulus effect)の微視的機構を解明する目的で、弾性異常発現下にあるAu/Ni人工格子の構造特異性をX線回折法により調べた。実験はダイヤモンド・アンビル型高圧セルによって試料に静水圧を印加しながら、高エ研PFの放射光を用いて行なった。これにより2GPa以上でのSupermodulus effectと共に、2GPa以下では圧縮率が負の値をとることが観測された。一方、バルクの金属においては圧縮率と熱膨張率の間にある密接な関係の成立することが経験的に分かっている。そこでAu/NiからのX線回折パターンの温度依存性を求めた。その結果、熱膨張率についてもバルクと異なる温度依存性、異方性が観測された。

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