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84F-10Aウラン・プルトニウム混合炭化物燃料キャプセルの照射及び照射後試験

Post irradiation examinations of 84F-10A capsule containing uranium-plutonium mixed carbide fuels

荒井 康夫; 鈴木 康文; 笹山 龍雄; 岩井 孝; 関田 憲昭; 大和田 功; 新見 素二; 大道 敏彦

Arai, Yasuo; not registered; not registered; Iwai, Takashi; not registered; not registered; Niimi, Motoji; Omichi, Toshihiko

化学量論組成の異なる混合炭化物燃料(U,Pu)C$$_{1.0}$$及び(U,Pu)C$$_{1.1}$$ペレットをそれぞれ充填した2本の燃料ピンを1体のキャプセル(84F-10A)に組み込み、JMTRにおいてピーク線出力59kw/mの条件で3.0%FIMAまで照射した。約4ヶ月間冷却したのち、照射キャプセルを東海研の燃料試験施設へ搬入して、計37項目の試験を実施した。燃料ピンの断面写真から、当初存在していた燃料ペレットと被覆管の間のギャップが閉塞されていることが確認された。ペレット中心部においては、製造時に存在していた微少な気孔が減少していたほか、周辺部に比較して結晶粒の成長がみとめられた。開気孔率の高い(U,Pu)C$$_{1.1}$$燃料ピンの方が、(U,Pu)C$$_{1.0}$$燃料ピンに比較して高いFPガス放出率を示した。被覆管内面近傍で浸炭現象がみとめられたが燃料ピンの照射健全性に影響するものではなかった。

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