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着色酸化アルミニウム皮膜線量計の開発

Development of colored alumilite dosimeter

小原 建治郎; 八木 敏明; 横尾 典子*; 柴沼 清

Obara, Kenjiro; Yagi, Toshiaki; Yokoo, Noriko*; Shibanuma, Kiyoshi

高線量率(~10kGy/h)下で高照射量(~70MGy)測定が可能な色素線量計を開発した。本線量計は、アルミ合金の薄板表面に作製した酸化膜中にアゾ系の染料を含浸させたもので、丈夫で安価,測定が容易であるなどの特長を持っている。照射量は、$$gamma$$線によって退色するアゾ線量の色相あるいは明るさの変化をマンセルの色立体に基づき調整してある分光式色差計によって測定し、別に作成する校正曲線を用いて知ることができる。報告では、本線量計の特性試験(線量計や酸化膜厚,染料種依存性,温度や紫外線による影響)のほか、実用化に向けての課題について述べる。

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