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ウィンナーソーセージより分離したAcinetobacterの諸性質と放射線感受性; ウィンナーソーセージの放射線保蔵に関する研究,4

Study of acinetobacter as contaminants of wienner sausages and their radio-sensitivities, part4; Radiation preservation of wienner sausages

伊藤 均; 佐藤 友太郎*; 飯塚 広*

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照射されたウィンナーソーセージの貯蔵効果を低下させるネト発生原因菌としてAcinetobacterと同定された菌株を多数分離したので、今回はその分類学的諸性質および放射線感受性について報告する。本菌はグラム陰性の運動性のない球菌状桿菌である。本菌はこれまで低温性細菌としてあまり重視されてこなかった細菌であるが、0$$^{circ}$$Cという低温でも肉類に増殖してくる能力があり、熱殺菌の場合でも70$$^{circ}$$C・30分程度の処理では熱が肉の内部まで充分伝わらないために生き残る可能性がある点などから今後重視されていく細菌であろう。ことに放射線処理による食品貯蔵を考える場合、本菌の著しい放射線抵抗性は重大な問題である。しかし、ウィンナーソーセージを0~5$$^{circ}$$Cの低温下で照射して、0~5$$^{circ}$$Cに1~2日放置するという処理を組み合わせれば300krad~500kradの必要線量を200~300kradに引き下げることは可能なはずであり、実際的な照射技術として今後さらに検討していく予定である。

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