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Preparation of emulsifier-free polyethylene latecies by radiation polymerization

放射線重合による乳化剤を用いないポリエチレンラテックスの合性

諏訪 武; 中島 隼人; 武久 正昭; 町 末男

not registered; Nakajima, Hayato; Takehisa, Masaaki; Machi, Sueo

著者らはエチレンの放射線乳化重合について研究してきた。その一環として、乳化剤を全く用いないC$$_{2}$$H$$_{4}$$-H$$_{2}$$O系で重合を試みたところ非常に安定なラテックスが得られた。重合反応は50$$^{circ}$$C以下になると気相でも起こるが、70$$^{circ}$$C以上ではほとんど液相で反応が進行する。またラテックスの形状は、50$$^{circ}$$C以下では扁平な球であるが70$$^{circ}$$C以上では球状粒子(約2000A)である。このラテックスはPH3以下になると不安定であるが、アルカリ性に対してはPH12以上になっても安定である。水の放射線分解で生成するイオン種はH$$^{+}$$、OH$$^{-}$$それにeaqである。HClで伝導度滴定したところ当量点が出現した。ポリマー粒子表面にOH$$^{-}$$が吸着していると仮定して表面電荷密度を計算したところ1.50$$times$$10$$^{-}$$$$^{6}$$coulomb/cm$$^{2}$$で、これは妥当な値である。このように疎水性ポリマーが乳化剤の存在しない系で安定に存在できることは非常に興味深い。

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