検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

アクリル酸の放射線グラフト重合によるポリ塩化ビニル繊維の改質

Radiation-induced grafting of acrylamide onto poly(vinyl chloride) fiber

梶 加名子; 岡田 紀夫; 桜田 一郎*

not registered; not registered; not registered

ポリ塩化ビニル繊維へ、その難燃性を損なうことなく軟化温度を高め親水性を向上する目的でアクリルアミド(AAm)の放射線グラフト重合を行なった。 繊維の膨潤剤としての二塩化エチレン、ホモポリマー生成抑制のためのFeCl$$_{2}$$を加えたメタノール溶液を用いることにより、グラフト重合を円滑に起させることが出来た。グラフト重合速度は、1~10$$^{7}$$rad/secの広い線量率範囲にわたり、線量率の0.76乗に比例した。 グラフト率56%までの繊維の強伸度、ヤング率を測定したところ、その変化は僅かであった。50%グラフト率の繊維で木綿と同程度の吸湿性を示した。アクリルアミドをグラフトすることにより、高い熱収縮温度が得られたが、グラフト繊維をアルカリ加水分解した後、Caイオンで架橋することにより、その効果はさらに顕著になった。グラフト重合により難燃性が損なわれることはなかった。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.