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Improvement of flame-retardant properties of insulated wires by radiation crosslinking

放射線橋かけ法による絶縁電線の難燃性の改善

萩原 幸; 曽原 正善*; 荒木 邦夫; 鍵谷 勤*

Hagiwara, Miyuki; not registered; Araki, Kunio; not registered

化学法により橋かけ処理したポリエチレン被覆層のうえに難燃化樹脂のジャケット層をもうけて電線全体を難燃化した。このジャケット層を$$gamma$$線により橋かけ処理したところ、ゲル分率が大きくなるにしたがい難燃性も向上し、60%近傍で極大となった。しかし、ジャケット層に十分な耐熱性を与えるに必要なゲル分率70%以上の領域では、難燃性は著しく低いものとなった。一方、電子線により橋かけ処理した場合には、電子線の入射エネルギーにより難燃性に対する効果が変化した。これはエネルギーの違いによりDepth-Doseが異るため、ジャケット層内での橋かけ結合の分布が変化したためと推論された。このことを立証するため、ジャケット層を2層に分け、ポリエチレンに接した内層のゲル分率を外層のそれよりも大きくなるように橋かけ処理したところ、平均ゲル分率70%以上としても優れた難燃性が保持されることが確かめられた。なお、これと逆の構造の場合は、十分な難燃性は得られなかった。

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パーセンタイル:31.77

分野:Polymer Science

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