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シリコンゴムの$$gamma$$線照射効果

Effect of gamma radiations on silicone rubber

小池 満; 団野 晧文

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天然ゴムおよび各種合成ゴムの放射線効果については多くの研究かある。シリコンゴムについても放射線効果の研究はいくつかなされている。シリコンゴムは放射線照射によつて種々の弾性率の値が増加し、膨潤度が減少することが知られており、それは照射により分予間に架線が形成されるためと考えられている。放射線に対する高分子物質の安定性についての研究によつて、分子中にフェニル基を合む高分子は、放射線に対する安定性が良好であることが知られている。たとえばポリスチレンは側鎖にフェニル基を持つているが、これが放射線に対し最も安定である。また、高分子にフェニル基を共重合させて、耐放射線性を増加させる試みが幾つかあり、シリコンゴムについては、E.L.Warrick,R.Harringtonが試み、シリコン油については著者が研究し、放射線に対するフェニル基の顕著な保護作用を報告している。成形シリコンゴムの放射線効果については、充填剤の種類、大きさ、形、量を色々に変えた場合、或るものでは充填剤が耐放射線性を示すことが知られている。著者はシリコンゴムの放射線効果に対するフェニル基の保護効果を研究する目的で、メチルシリコンゴムおよびフェニルシリコンゴムの成形品をコバルト-60ガンマ線で照射し、その弾性的性質の変化、溶媒に対する膨潤度を比較研究し、フェニル基の有無によるそれらの相異、種々の物性に対する充填剤の影響を調べた。

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