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エチレンの放射線重合反応におよぼす溶媒の影響

Effect of solvent on the $$gamma$$-radiation-induced Polymerization of ethylene

町 末男; 藤岡 修二*; 鍵谷 勤*

Machi, Sueo; not registered; not registered

本報では、各種の溶媒の存在下でエチレンの高圧放射線重合反応を行ない、重合速度および重合物の重合度に対する溶媒の種類の影響を調べ、溶媒の作用について検討した。重合反応は内容積100mlのステンレス鋼(SUS-27)の耐圧容器内で、圧力300kg/cm$$^{2}$$、温度24~26$$^{circ}$$C、線量率2.5$$times$$10$$^{4}$$rad/hrの条件下で溶媒50mlを用いて行なった。メタノール、エチルエーテル、酢酸エチルを溶媒とした場合には重合速度は比較的大きく、1~5gポリマー/l・hrである。一方、n-ヘキサソ、トルエソ、キシレンを用いた場合には重合速度は小さく、0.05~0.2gポリマー/l・hrであることが見出された。G$$_{R}$$(放射線によるラジカル生成のG値)の大きい溶媒を用いた場合は重合速度は大きく、G$$_{R}$$の小さい溶媒の場合には重合速度は小さい。これらの結果は、溶媒存在下のエチレン放射線重合反応においては開始ラジカルは溶媒およびモノマーから生成し、その速度定数は溶媒とモノマーのG$$_{R}$$に比例するという考えによって説明し得る。

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