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ポリ塩化ビニルに対するブタジエンガスの放射線グラフト反応の研究 流動層反応装置による解析

Radiztion-Induces Graft Polumenrization of Butadiene Gas onto Poly(viuyl chloride) Studies with a Fluidised Bed Reactor

大道 英樹; 吉田 健三; 鈴木 和弥; 後藤田 正夫; 荒木 邦夫

not registered; Yoshida, Kenzo; not registered; not registered; Araki, Kunio

粉末ポリ塩化ビニルに対するブタジエンガスの放射線グラフト重合反応装置として流動層を用い、反応温度、線量率、ブタジエン吸着量の反応速度に対する影響を調べたところ、(1)みかけの反応の活性化エネルギーは3.0kcal/molであること、(2)反応速度は線量率の0.6乗に比例すること、(3)予めブタジエンを吸着させると、照射開始と同時にブタジエンを流す場合に比べ、高いグラフト率の得られること等が明かになった。これらの結果に基き、この反応の工業化の可能性を検討するため、反応ガスによる比例温度制御方式を用いた流動層反応装置により、温度制御、流動化条件、熱稼動、反損失等について予備的考察を行なった。次いでこの制御方式により、内径5.5cm、高さ15cmの流動層反応装置と、内径9.5cm、高さ32cmn流動層反応装置を制作してグラフト反応を行ない、温度制御の可能性を検討したところ、小型装置では十分制御できるか、大型装置では制御が難しいことがわかった。

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