多目的高温ガス実験炉の炉床部用炭素材料に関する研究,3; 加熱処理に伴なうX線パラメーター変化と種々の特性値の関係

Studies on the Core-Support Carbon Materials for VHTR,III; Relationships between changes in X-Ray Parameters and some Physical Properties After Heat-Treatments

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炉床部用炭素材料の加熱処理に伴なう結晶構造変化を調べるため3銘柄の炭素材料(SIG-B、EG-36B、C-140)を3040 $^{circ}$ Cまでの種々の温度で熱処理しX線パラメーターを測定した。3銘柄とも同じような黒鉛化挙動を示す成分から主として構成されていることが明らかになったが、C-140材からは、この主成分の他に黒鉛化度が非常に高い成分も検出された。1000 $^{circ}$ C以上の加熱処理に伴ない見かけの結晶子の大きさ(Lc $_{(}$ $_{0}$ $_{0}$ $_{2}$ $_{)}$ )は増加し、この現象は網面間隔の収縮が始まらないような熱処理条件下でも認められた。Lc $_{(}$ $_{0}$ $_{0}$ $_{2}$ $_{)}$ の増加は炭素網面の配列化の進行とC軸方向の格子ひずみの減少とによるが、SIG-B材では前者はLc $_{(}$ $_{0}$ $_{0}$ $_{2}$ $_{)}$ が約200までの領域で完了する傾向を示した。Lc $_{(}$ $_{0}$ $_{0}$ $_{2}$ $_{)}$ の増加に伴なってSIG-B材の寸法とヤング率は減少し、嵩密度は増加しており、これらの変化は特に、網面の配列化が進む領域で大きかった。一方、電気比抵抗は網面間隔の収縮が始まるとともに大きく減少した。

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使用言語	:	Japanese
報告書番号	:	JAERI-M 8857
ページ数	:	14 Pages
発行年月	:	1980/05
特許データ	:
PDF	:	JAERI-M-8857.pdf:0.57MB
論文URL	:	https://doi.org/10.11484/jaeri-m-8857
キーワード	:	高温ガス炉; 炉床部材料; 炭素材料; 熱処理効果; 結晶構造; 寸法変化; 嵩密度; ヤング率; 電気比抵抗
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登録番号 : M008857
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