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含ウランリン鉱石からの塩化揮発法によるウラン回収試験 (中間報告その-4)

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滝 富弘*; 佐藤 浩吉*; 滝本 定男*

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本報は,供試料10gでの横型管状炉による基礎試験の結果をまとめたもので,報告書の最終には本装置の場合の最適と思われる反応条件を設定してある。しかし,塩化揮発法の反応諸条件についてまだ検討不充分な項目もあるので,現時点での最良な反応条件と考えている。また,本質的には,これから計画されているペレット状サンプルによる試験によって現実性をもった反応条件が設定されることになる。本報の内容を要約すれば,反応温度を従来の950$$^{circ}C$$から僅か50$$^{circ}C$$アップした 1,000$$^{circ}C$$とすることによってウラン揮発率が高くなり,かつ保持時間も短くしてよい。また,活性炭添加量は従来10%台を基準と考えていたが,順次添加量を減量した結果,活性炭添加量は,2$$sim$$5%と少量となってもウラン揮発率90%台が確保され,しかもAl,P,Si等の不純物の揮発抑制にも有利な方向にあることがわかった。

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