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北延NATM坑道における間隙水圧計測システムの設置

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松岡 永憲*

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核燃料サイクル開発機構が実施している東濃鉱山の堆積岩に掘削された坑道周辺の地質環境特性に関する研究の一環として、平成5年、6年に開発された間隙水圧計測システムの補修・整備及び部品の一部について追加製作を実施し、東濃鉱山北延NATM坑道(西側)から鉛直上向きに掘削された00SI-01孔に設置した。このシステムは、任意の角度に掘削された孔径76mmの試錐孔に設置可能であり、最大設置長さは50mである。また、本装置は同一試錐孔内で最大5個のパッカーによって区切られた6区間の間隙水圧を同時に測定可能である。コア観察の結果、00SI-01孔に見られた岩質は、軟質な細粒砂岩及び粗粒砂岩が主体であり、一部試錐孔径が拡がっている可能性も懸念された。測定区間を区分するパッカーは、孔壁状態を考慮してその設置深度を決定し、孔口から9.45$$sim$$11.45m、18.45$$sim$$20.45m、28.45$$sim$$30.45m、34.45$$sim$$36.45m、42.45$$sim$$44.41mの深度に設置した。孔口から9.45$$sim$$11.45mに設置したパッカーは損傷したと考えられ、遮水性能を確保できなかった。このシステム設置直後の間隙水圧値は、試錐孔口から孔底に向かって増加する傾向を示した。

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