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東濃地域を対象とした表層水理調査(その2)

Near-surface hydrogeological investigation in Tono area (Part 2)

山井 忠世*; 江田 敏幸*; 若松 尚則; 岡崎 彦哉; 神原 正年*

Yamanoi, Tadayo*; Goda, Toshiyuki*; Wakamatsu, Hisanori; Okazaki, Hikoya; Kambara, Masatoshi*

本業務では、岐阜県東濃地域を対象とした地下水流動調査の基礎データを得ることを目的として、1)水理地質構造調査、2)割れ目調査、3)植生調査、の3つの調査を実施した。その結果、以下の成果を得た。1)水理地質構造調査では、従来の調査領域の北東側約21km2を対象とした地表踏査とボーリングデータ整理を行い、水理地質平面図および断面図を作成した。また、水理地質構造データベースへのデータの追加を行った。2)割れ目調査の対象とした14地点では、低角割れ目の他に2$$sim$$3方向の高角割れ目の発達が認められた。これらの高角割れ目の一部は近傍のリニアメントと調和的な方向を示す。割れ目の発達方向はリニアメント構造区ごとに異なる傾向がある。割れ目存在パターンにはフラクタル性が認められる。3)植生調査結果からは、衛星データから見た高活性度地点(NDVIの高い地点)はそうでない地点よりも単位面積当りの葉の容量が大きい傾向が見られるが、その他の樹木活力や水理地質条件(土壌の水分状態など)に関しては両者の違いは明瞭でない。樹木活力と表層水理地質条件の関係も明確でないものの、梢端および枝の伸長量の大きい地点では表層土壌が乾燥している傾 向がある。

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