超深地層研究所計画 年度報告書(平成12年度)

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島田 顕臣; 天野 健治  ; 三枝 博光; 竹内 真司; 濱 克宏 ; 大澤 英昭  ; 杉原 弘造

not registered; Amano, Kenji; Saegusa, Hiromitsu; Takeuchi, Shinji; Hama, Katsuhiro; Osawa, Hideaki; not registered

超深地層研究所計画では、瑞浪市明世町にある核燃料サイクル開発機構の正馬様用地において,結晶質岩の1つである花崗岩を対象に、「地質環境の総合的な調査技術を確立すること」,「深部の地質環境に関する情報を取得すること」および「深地層における工学的技術の基礎を開発すること」を目標とした調査試験研究を,平成8年度より実施している。平成12年度は、これまでの研究成果の統合化を行い、平成8年度から実施してきた研究成果にもとづいた調査・解析・評価の統合化データフローを作成した。地質・地質構造に関する研究では,反射法弾性波探査,試錐調査(岩芯観察,物理検層など)およびVSP(Vertical Seismic Profile)探査における結果の比較を行った。地下水の水理に関する研究では,地下水流動解析の解析領域(約46km)において、リニアメント判読の結果を受けて,月吉断層以外の断層も考慮した水理地質構造モデルを構築し、地下水流動解析を実施した。また、平成12年度に開始したMIU-4号孔の試錐調査では、地質・地質構造,地下水の水理,地下水の地球化学,岩盤力学に関するデータが得られている。さらに,MIU-13号孔の試錐調査結果にもとづき岩盤力学的概念モデルを更新するとともに,研究坑道建設による坑道周辺岩盤の変形挙動などの予備解析を行った。

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