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高放射性廃液固化研究報告(XXXVII)ウランを含有する模擬ガラス固化体の評価試験

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永木 裕; 岡本 弘信*; 石黒 勝彦; 園部 一志*; 金丸 好行*; 五十嵐 寛; 佐々木 憲明; 虎田 真一郎

Nagaki, Hiroshi; not registered; Ishiguro, Katsuhiko; not registered; not registered; Igarashi, Hiroshi; Sasaki, Noriaki; not registered

ウランはガラス構造に比較的なじみ易い元素として古くから知られているが,そのガラス固化体に対する溶融性や固化体特性に及ぼす影響等については不明な点が多い,そこで,ウランの含有率を順次高めたガラス固化体を作製し,その溶融性,均質性,密度,化学的耐久性,失透性等の基本的特性について評価試験を行った。その結果,以下のことが明らかになった。1.0.84$$sim$$10wt%UO3のガラス固化体を作製したが,それらの溶融性は良好であり,ウランの溶解度は10wt%UO3以上であることがわかった。2.オ-トラジオグラフィによる評価によると,固化体中のウランの分布は均一であることがわかった。3.固化体の密度はウランの含有率が増加するに従って,直線的に増加した。4.固化体の蒸留水における浸出率はウランの含有率に依存せず,またその値はウランを含まないガラスに対するものと同様であった。5.固化体の浸出挙動はpH=5.7$$sim$$9.5では蒸留水中とほぼ同様であったが,pH=2.3ではcongluenな溶出を起こした。6.蒸留水中の固化体の浸出率は時間的に減少し,その傾向はウランを含まないガラスと同様であった。7.失透化熱処理により,3$$sim$$4種の結晶析出がみられたが,浸出挙動に有意変化はなかった。

no abstracts in English

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