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MOX燃料電解溶解技術開発(I)-平成4年度成果

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木原 義之; 小笠原 誠洋*; 佐藤 進*; 根本 剛; 都所 昭雄

not registered; Ogasawara, Masahiro*; not registered; Nemoto, Takeshi; not registered

硝酸に対して難溶性のPuO2の溶解技術の向上を目指した電解溶解試験を実施している。この電解溶解法は、添加した硝酸銀の電気分解で生成したAg2+によりPuO2(IV)がPuO2+(V)を経由してPuO22+(VI)まで酸化され、PuO2の溶解が進行する方法である。したがって、PuO2の溶解速度はAg2+の生成速度に依存するため、まずPuO2を用いたホット試験に先行し、電気分解によるAg2+の生成速度と電解電流、酸濃度あるいは硝酸銀濃度との関係等の生成挙動を明らかにし、さらにPuO2に含まれると推測される金属不純物の影響を確認した。その結果、Ag2+の生成速度は電解電流、硝酸銀濃度および陽極酸濃度に比例することを確認し、Ag2+の生成速度とそれぞれの関係式を明らかにした。また、金属不純物としてはクロムがAg2+の生成に影響することが明らかになった。さらに、PuO2およびMOXを用いた試験を実施した結果、PuO2の溶解速度はAg2+の生成速度に律速すること、またUO2が溶解する際に発生するNOxガスによりAg2+が還元されるためにPuO2の溶解速度が遅くなる等のPuO2の電解溶解に関する基礎的な情報を得ることができた。

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