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放射能画像解析手法を用いたRn-Tn娘核種弁別測定法の開発

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石田 順一郎; 二之宮 和重; 猿田 順一; 田崎 隆

Ishida, Junichiro; not registered; not registered; Tasaki, Takashi

プルトニウムの空気中放射性物質濃度の管理は、定置式ダストモニタによる連続監視及び空気吸引ろ紙に捕集されたプルトニウムの放射能を測定することで行っている。この時、ろ紙上には、自然放射性核種であるRn-Tn娘核種も同時に捕集されるため、集塵中及び集塵直後は、低い放射能レベルのプルトニウムの有無の判断及び定量が困難である。また、プルトニウムによる内部被ばくが発生した場合、被ばく線量の評価においては、プルトニウムの粒子径が重要となるが、これまではプルトニウムの粒子径を迅速に測定・評価することが困難であった。そこで、Rn-Tn娘核種を弁別し、迅速にプルトニウムの空気中放射性物質濃度及び粒子径の測定・評価を実施するため、放射能画像解析手法を用いたRn-Tn娘核種の弁別測定法及びプルトニウム粒子径測定法の開発を実施した。本開発の結果、空気吸引ろ紙上のRn-Tn娘核種の放射能が約2Bq/試料まで共存したとしても、プルトニウムの弁別評価が可能であり、この条件下で約0.073Bqのプルトニウムを定量することができた。また、Rn-Tn娘核種の放射能が約10Bq/試料の共存条件下で、再処理施設におけるSUP239/Puの立入規制値(4.7x10/SUP-9Bq/cm/SUP3)を評価することができた。本装置は、10分の測定時間で上記の空分中放射性物質濃度の弁別評価が可能であることから、緊急時における放射線管理対応の一つの手法として十分有効である。プルトニウムの粒子径については、カスケードインパクタ法で測定した空気力学的放射能中央径(以下、「AMAD」という。)と比較・評価した結果、カスケードインパクタ法による測定値約3$$sim$$4$$mu$$mに対して、本方法による評価では、PuO/SUB2の密度を11.46g/cm/SUP3と仮定すると約4$$sim$$5ミューmであり、良い一致を示した。

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