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市販洗浄剤の放射性汚染に対する除染効果比較試験(その2)

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宮部 賢次郎; 高崎 浩司  ; 堀内 信治 ; 安中 秀雄*; 泉 雄一*

Miyabe, Kenjiro; Takasaki, Koji; not registered; Yasunaga, Hideo*; Izumi, Yuichi*

本調査報告書は、動力炉・核燃料開発事業団(現 核燃料サイクル開発機構)が(株)日本環境調査研究所に委託した平成9年度の「市販洗浄剤の放射性汚染に対する除染効果比較試験(その1)」の成果をもとに、平成10年度に除染効果比較試験(その2)として委託を実施し、得られた結果をまとめたものである。管理区域内における放射線作業ではトラブルにより身体・皮膚の放射性汚染を生じる場合がある。放射性物質による身体汚染(皮膚汚染)を出来るだけ速やかに除去できるように放射線管理上の措置を講じる必要がある。現在設備してある除染剤の酸化チタンペーストは、実際の使用実績を有する信頼性の高い身体除染剤であるが、使用できる状態の保存期間が数ヶ月と短い為に、交換・補給整備に難点がある。このことから、平成9年度のCe-144による試験結果から抽出した22種類の各種の市販洗浄剤について、今回はCs-137及びRu-106の身体・皮膚除染剤に関する調査・試験を実施した。除染試験は、豚皮の試料にCs-137またはRu-106の放射性溶液を滴下し、5分及び40分放置した後、各種洗浄剤にて洗浄し、洗浄前後の試料の放射能比を求めた。試験の結果、Cs-137の除染効果については、Ce-144の除染効果と同様の傾向が見られた。一方、Ru-106については、Ce-144及びCs-137に比べ除染効果は低い結果となった。また、40分放置汚染した試料についてもCe-144及びCs-137に比べ著しく除染効果が低くなることを確認した。

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