消滅処理用アクチノイド水素化物の開発(公募型研究に関する共同研究報告書)

Development of Actinide Hydride for Transmutaion of Nuclear Wastes

山脇 道夫*; 小無 健司*; 河野 秀作; 北村 了一

Yamawaki, Michio*; Konashi, Kenji*; Kono, Shusaku; Kitamura, Ryoich

アクチノイド元素は金属状態では、多くの水素を吸収することができる、いわゆる水素吸収材としての性質を有している。 アクチノイド水素化物中の水素原子密度は、水中の水素原子数密度とほぼ同じであり、軽水炉の冷却材と同等の中性子減速性能が期待できる。この中性子減速性能に着目して原子炉からの照射済み燃料中に含まれるアクチナイド(Np, Am, Cm等)廃棄物の処理用燃料としての応用を研究した。アクチノイドの中では比較的取り扱いが簡単で水素との反応がNp等に類似しているトリウムを用いて研究が進められた。特に最近高温での

The actinide-hydride fuel is an excellent integral fuel - moderator system. The concentration of hydrogen in the actinide hydride is comparable to that of hydrogen in liquid water of LWR cores. We have proposed new type of reactor core to reduce the amoun