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リーク検出計開発研究プログレスレポート(その1); 小リーク・ナトリウム水反応試験研究 第12報

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鐘ヶ江 直道*; 池本 一郎*; 井上 設生*; 堀 雅夫*; 大後 美道

Kanegae, Naomichi*; not registered; not registered; not registered; Daigo, Yoshimichi

本プログレスレポートは,小リーク・ナトリウム水反応研究で得られた情報のうち,リーク検出計開発に関するものを速報的に報告するもので,日本原子力学会の講演原稿をもととした全5編より構成されている。各編の報告内容は以下のとおりである。第1編;小リーク・ナトリウム-水反応試験装置(SWAT―2)に組込まれたVARIAN社製Ni膜―イオンポンプ型Na中水素検出計を用いて実施した静的平衡法による較正試験結果の報告。Na中水素濃度(CH)とイオンポンプ出力(Ip)には理論どおりの関係は成立せず,CH$$infty$$Ip$$times$$0.7$$sim$$0.75の関係が見出され,米および仏の報告ととも一致したことの報告を中心として,較正試験の原理,手法および間題点の指摘を記述し,最後に小リークN-一水反応時の応答測定結果について報告した。第2編;リーク検出計として最も実用化の進んでいるNi膜-イオンポンプ型Na中水素検出計について,その設計法,性能評価法の一般化を試み,2つの特性図にまとめ報告した。1つは動的平衡運転からの要求項目をまとめた「検出特性図」で,他は静的平衡運転からのもので「静的平衡測定特性図」である。両図の使用によって,全ての上記検出計の設計,性能評価が可能である。第3編;上記第2編で報告した最適設計法の実証を行う目的で製作した「PNC型Na中水素検出計」について,その特徴,設計法の評価について報告した。前編での設計法の妥当性を確認すると同時に,定量的に不明確であった設計出様等の定量的確認も行うことが出来,それによってさらに測定精度の向上も可能であることを確認した。第4編;前編で報告した「PNC型Na中水素検出計」を用いて実施した,ガス中試験およびNa中試験結果について報告した。水素検出計の設計や測定にきわめて重要な項目でありながらこれまで定量値が不明確であった真空壁面からの放出ガス率やゲージの自己排気速度の測定緒果についても報告した。第5編;これまで確認した設計法,試験結果を反映し,原型炉もんじゅ用に設計,試作した「PNC型Na中水素検出計2号機」の構造,性能の特性およびNa中試験結果について報告した本検出計は較正運転の手法,精度の向上を主目的として,静的室と動的室を分離したもので,今後長期性能試験による経年持性を確認して行く計画である。

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