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ATR気水分離器高負荷特性試験装置

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大高 仁護*; 松田 茂行*; 柴 公倫*

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ATR実証炉では、「ふげん」で使用している蒸気処理量7T/Hの気水分離器を高性能化し、蒸気処理量16T/Hのものを使用する。高性能化された気水分離器の定格条件より、過渡状態、主蒸気管破談状態等の過負荷条件を含む広範囲な領域におけるキャリーオーバ特性およびキャリーアンダ特性の把握を可能とするため、昭和60年度に、既設の大型熱ループおよび気水分離器性能試験装置の改造を下記項目について実施した。 1. 気水分離性能試験容器の下降管から既設蒸気ドラム入口までの配管、蒸気ドラム出口より循環ポンプ入口までの配管及び、循環ポンプ出口より蒸気発生源(テスト部)入口までの配管(全長約50m)を80Aから150Aに改造した。2. 10MWの高圧凝縮器を1台設置した。3. 気水分離性能試験容器蒸気出口管から高圧凝縮器蒸気入口管(全長約10m)を100Aから150Aに改造した。3. 既設4.8MW高圧凝縮器2基と新基10MW高圧凝縮器の二次冷却系をポンプ1台設置し、強制循環冷却できるようにした。又、圧力が設定値$$pm$$0.1㎏/†Gで安定するよう各凝縮器入口に流量調節する弁を設けた。4. 蒸気発生源(テスト部)の熱サイクル疲労による蒸気漏れを防止するため高温高圧摺動部の溝構造を改善した。以上の結果、循環ポンプ(最大流量140m3/H、水頭圧150m)を交換することなく再循環流量を100T/Hから130T/Hまで、蒸気処理量を最大で20T/Hから27T/Hまで増すことができた。又長サイクルの連続運転が可能となり安定した蒸気を長時間供給することができた。

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