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戸田 信一; 家田 芳明; 上出 英樹; 松田 茂行; 岩崎 智志; 磯崎 正
International Conference on Design and Safety of Advanced Nuclear Power Plants (ANP '92), 0 Pages, 1992/00
自然循環崩壊熱除去に関するNa実験が,炉工室の炉心・機器熱流動試験ループ(CCTL)に据付けられた並列3集合体モデルから構成される炉心部流量再配分試験体(CFR試験体)により実施されている。集合体内ピーク温度や集合体間熱移行の評価手法の開発のため,隣接集合体から加熱・冷却を同時に受ける様な実機相当条件における集合体内経方向温度分布の影響を実験的に調べた。また,多次元解析コードAQUAによる実験解析を実施し,集合体内経方向温度分布の実験結果との良好な一致が得られた。
大高 仁護*; 松田 茂行*; 柴 公倫*
PNC TN9520 86-004, 154 Pages, 1986/07
ATR実証炉では、「ふげん」で使用している蒸気処理量7T/Hの気水分離器を高性能化し、蒸気処理量16T/Hのものを使用する。高性能化された気水分離器の定格条件より、過渡状態、主蒸気管破談状態等の過負荷条件を含む広範囲な領域におけるキャリーオーバ特性およびキャリーアンダ特性の把握を可能とするため、昭和60年度に、既設の大型熱ループおよび気水分離器性能試験装置の改造を下記項目について実施した。 1. 気水分離性能試験容器の下降管から既設蒸気ドラム入口までの配管、蒸気ドラム出口より循環ポンプ入口までの配管及び、循環ポンプ出口より蒸気発生源(テスト部)入口までの配管(全長約50m)を80Aから150Aに改造した。2. 10MWの高圧凝縮器を1台設置した。3. 気水分離性能試験容器蒸気出口管から高圧凝縮器蒸気入口管(全長約10m)を100Aから150Aに改造した。3. 既設4.8MW高圧凝縮器2基と新基10MW高圧凝縮器の二次冷却系をポンプ1台設置し、強制循環冷却できるようにした。又、圧力が設定値0.1㎏/†Gで安定するよう各凝縮器入口に流量調節する弁を設けた。4. 蒸気発生源(テスト部)の熱サイクル疲労による蒸気漏れを防止するため高温高圧摺動部の溝構造を改善した。以上の結果、循環ポンプ(最大流量140m3/H、水頭圧150m)を交換することなく再循環流量を100T/Hから130T/Hまで、蒸気処理量を最大で20T/Hから27T/Hまで増すことができた。又長サイクルの連続運転が可能となり安定した蒸気を長時間供給することができた。
大高 仁護*; 松田 茂行*; 森山 史朗*; 井手 静雄*; 石本 彰*; 柴 公倫*
PNC TN952 85-04, 93 Pages, 1985/03
ATR実証炉では「ふげん」用気水分離器よりも約70%蒸気処理量の多い高負荷型気水分離器を採用し,必要とする気水分離器の個数の増大を極力抑制し,蒸気ドラムをコンパクトなものにする方向で設計が進められている。実証炉用気水分離器のキャリアンダー及びキャリオーバー特性を把握するため,昭和59年度に,ATR実証炉の蒸気ドラム内部構造を摸擬した試験容器を製作し,既設大型熱ループ試験装置に付加した。本報告書は,特性試験の計画立案,運転,計測及び解析に資するため,試験容器,気水分離器,熱交換器等の構造寸法,配管の構成,計測用センサの構造と取付位置,並びに運転要領書を記載したものである。