リガンド・受容体複合体の立体構造解析

Ligand-receptor interaction analyzed by X-ray crystallography

生体内の受容体蛋白質はその細胞外領域においてリガンド分子と相互作用することによりシグナル伝達をつかさどり、その結果、さまざまな機能を発現する。そのほとんどが生理的・病理的機能に深く関与することから、受容体とリガンドの相互作用を理解することは基礎科学的に重要であるのみならずさまざまな疾患の解明・治療に対して多大な知見をもたらす。われわれはこれまでにおもに構造生物学的手法を用いることにより、その理解に努めてきた。本発表では受容体蛋白質(細胞外領域)とリガンド(蛋白質)複合体の立体構造解析についての現状、及びそれに対するわれわれの取り組みについて、実際の成功例(顆粒球コロニー刺激因子(GCSF)及びその受容体(GCSF-R)複合体構造解析)を交えて紹介する。また、これまでおもにX線構造解析によりなされてきた受容体・リガンド複合体の構造解析研究に対して、中性子構造解析が新たな解析手法になりうるか、その可能性についても展望を述べる。

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使用言語	:	Japanese
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発表会議名	:	科研費企画調査シンポジウム「生体高分子の機能発現における水素・水和水の役割;中性子プローブとの接点」
開催年月	:	2006/01
開催都市	:	東京
開催国	:	日本
キーワード	:	no keyword

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受委託・共同研究相手機関	:	キリンビール

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登録番号 : BB20050890
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