検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年

カラム電極の作製; 電極構成材料の選択とカーボン繊維作用電極の前処理

Fabrication of a column electrode; Selection of electrode materials and pretreatment of the carbon fiber working electrode

北辻 章浩  ; 青柳 寿夫*

Kitatsuji, Yoshihiro; Aoyagi, Hisao*

カラム電極は極めて大きな電極表面積を持つため、電解効率が高く、これを用いれば迅速な全電解が可能である。また、試料溶液を電極内に流しながら電解するので、目的イオンがカラム内で繰り返し電解され、非可逆な電極反応を示す物質であっても定量的な電解を達成できる。一方、溶液の流量や電極活性を変えることによって、反応速度の遅い電極反応や、不均化反応などの後続反応を伴う酸化還元の研究にも適用可能である。さらに、カラム電極を二段あるいはそれ以上に連結することにより、不安定な化学種や反応中間体の研究にも有用である。この特長を活かして、カラム電極電解法は多様な酸化状態をとるアクチノイドなどの迅速電量分析や原子価調整、電極反応機構の解析、ラジカルの迅速調製などに用いられてきた。このような他法では得難い利点を持つカラム電極の作製にはある程度の知識や技術が必要である。本稿では、カラム電極を構成する材料の選択から、具体的な作製手順,カーボン電極の前処理法,測定手順までを、ウランの酸化還元測定を例に挙げながら詳しく解説した。

no abstracts in English

Access

:

- Accesses

InCites™

:

Altmetrics

:

[CLARIVATE ANALYTICS], [WEB OF SCIENCE], [HIGHLY CITED PAPER & CUP LOGO] and [HOT PAPER & FIRE LOGO] are trademarks of Clarivate Analytics, and/or its affiliated company or companies, and used herein by permission and/or license.